IOC評価委員会は、大阪市を財政難と交通アクセスへの懸念から
2008年オリンピック開催都市としては不安が残るとしました。
この2つの問題は、2月28日にいらない連がIOC評価委員長と直接
会見したときに強調した点です。この2つにしぼって説明したことが、
効果的だったようです。今から考えて印象的だったのは、大阪市の
財務ランクが5段階の4番目にあたる「d」と大変悪いことを説明した
ときのことです。同席した大阪市招致局の職員が、「予定の10分が
たったので、この辺で打ち切ってください」といいましたが、フェルブ
リュッゲン委員長は「それは本当か。」と再度説明を求め、会見は
5分ほど延長しました。
おそらく実情は、すでに開催都市は北京に内定していて、大阪を
落選させる理由が必要だったのでしょう。大阪にとって致命的だった
のは、上記2点に加えて招致理念がないことです。結局、埋立地利用
計画が頓挫し、オリンピックを理由に公共事業を復活させようという
利権だけで動いたことが、国の支援も市民の理解もあまり得られない
ままに招致レースに加わることになったのです。
大阪オリンピックが中止になっても、立候補したことを口実に地下鉄
北港テクノポート線に着工してしまいました。その点、負けたと見せて
大阪市当局の隠れた目的は達成したわけです。しかし、いったん、
始まった公共事業も世論の反発と財政難から、中止する事例も出て
きています。
その点、今後は本命「北港テクノポート線」にとどめをさすために、
建設阻止の裁判を続けて行きます。引き続き、ご支援をお願いします。
大阪オリンピックいらない連事務局長