2001年9月10日


大阪市都市環境局
環境影響評価課御中


532-0004 大阪市淀川区西宮原1−5−14
週刊釣りサンデー内
電話06−6395−8144
大阪湾会議 代表 小西和人、喜多幡龍次郎


大阪都市計画下水道夢洲下水処理場
環境アセスメント準備書への意見書



1)工事工程 5頁
 夢洲住宅計画の見直しの可能性の大きさも考えると、環境アセスメント、さらに夢洲下水処理場計画自体遅らせるべきである。2008年の第1期稼働は実現性がない。住宅規模縮小の場合、既存の処理場で処理できるので明らかに過大な計画となる。
 大阪市下水道局の経営状況は極めて悪く、このような計画は大阪市を財政再建団体に追い込む暴挙である。
 これらの前提となる処理対象人口の地区別予測が書いていない。このような規模の処理場が必要な前提として、地区別の将来の住宅人口、職場人口を記述するべき。

2)廃棄物・残土 213頁
 汚泥は、舞洲にスラッジセンターをつくりリサイクルをはかるというが、処理技術は確立しているか。また、処理能力年間18万2500m3は過大ではないか。舞洲スラッジセンターも夢洲下水処理場とあわせて環境アセスメントを行う必要がある。
 沈砂とし滓の処理法が具体的に書いていない。「適正な処理を行う」という記述でアセスメントになるなら、アセスメントを行う必要はない。し滓の焼却時に有害物質の発生の可能性がある。追加で評価が必要。

3)地球環境 215頁
 温室効果ガス排出量の予測結果
 記述ではメタンの削減とあるが、表では省エネによる二酸化炭素のみの削減となっていて矛盾している。また、燃料電池の生産にともなう二酸化炭素の発生を考慮していない。

4)土壌
170頁
 搬入土砂の溶出試験は、夢洲処理場の位置に入った土砂の部分とは限らず、土砂の種類には一様でないため、夢洲処理場の土壌を表すものとは言えない。
171頁
 夢洲は埋立が終わっていないため、埋立完了後の調査で汚染が見つかった場合、アセスメントのやり直しが必要となる可能性がある。現時点で環境アセスメントを行うことはむだになる可能性が高い。開発時期を遅らせ、アセスメントを実施できる状況を待つべきである。

5)評価項目 60頁
 地盤沈下に関する評価がない。理由が地下水の汲み上げがないことになっているが、建築物の存在が地盤に影響する可能性がある。また、処理水の漏水などで地盤への影響の可能性を検討するべきである。

6)鳥瞰図 280頁
 住宅計画は詳細は未決定で、変更の可能性も高いので、根拠のない図である。

以上