公的負債の増加

 日本では、毎年公的負債を積み増している。ここで言う公的負債とは、国の借金、地方の借金に加え、国の信用に基づき国民から集めた郵便貯金を特殊法人などに融資する財政投融資の合計である。

年度末 地方 財政投融資
1988 206 78 116 400
1989 208 82 127 417
1990 217 87 139 443
1991 225 93 153 471
1992 239 101 168 509
1993 268 111 185 564
1994 292 121 208 621
1995 326 137 227 690
1996 355 150 232 737
1997 388 161 240 790
単位:兆円

計算方法:
(a)国の負債については国債、短期証券、借入金額の合計額を計上した。
(b)地方の借金については、普通会計債、公営企業債、事業債の合計額からGDPにカウントされない公共用地先行取得事業債を差し引いた額を計上した。
(c)財政投融資に関しては、合計額から上記(a)、(b)と重複する国、地方公共団体、公営企業金融公庫への融資額を控除して合計額とした。
出典:
○国債統計年報 平成10年度,大蔵省理財局, p.4-5「国債、借入金等の現在高」
○平成11年度地方債統計年報,(財)地方債協会,p.322-323「地方債現在高の推移」
○財政関係資料集,参議院予算委員会調査室編,平成4年版 p.118-119,平成8年版 p.152-153,平成12年版 p.151-152「財政投融資額の残高」