おくすり110番
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成分(一般名) フェノバルビタール
製品例 フェノバール錠30mg、フェノバールエリキシル0.4% ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 催眠鎮静剤,抗不安剤/バルピツール酸系/催眠・鎮静・抗けいれん剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 てんかんのけいれん発作を予防するお薬です。また、寝つきをよくしたり、不安や緊張感をやわらげる作用もあります。
作用
  • 脳全体の神経をしずめる作用があります。鎮静・催眠作用のほか抗けいれん作用もあります。
  • 睡眠薬としては一般的ではありません。強い抗けいれん作用から、てんかんの治療に用いることがあります。
特徴
  • バルピツール酸系の長時間型の催眠鎮静薬です。
  • この系統は、続けているうちに効き目が落ちたり、急に中止すると反発的な症状が強くでることがあります。服用量の安全域も広くありません。このような欠点から、不眠症に処方されることは少ないです。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に報告してください。
  • 別の薬を使用している場合は、医師に伝えておきましょう。
  • 妊娠中、もしくはその可能性のある人は医師に申し出てください。

【注意する人】
  • 適さないケース..急性間歇性ポルフィリン症。
  • 注意が必要なケース..心臓病、肝臓病、腎臓病、甲状腺機能低下症、重い神経症、呼吸機能の低下している人、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

いろいろな薬と相互作用を起こしやすい性質があります。飲み合わせによっては、この薬の作用が強まり、副作用がでやすくなります。逆に効果が弱くなってしまうこともあります。また、他の薬の分解を早め、その作用を弱める性質もあります。使用中の薬を忘れずに伝えてください。

  • 飲み合わせが禁止されるのは、抗真菌薬のボリコナゾール(ブイフェンド)、肺高血圧症治療薬のタダラフィル(アドシルカ)とマシテンタン(オプスミット)、抗エイズウイルス薬のリルピビリン(エジュラント、コムプレラ)、C型慢性肝炎治療薬のアスナプレビル(スンベプラ)とダクラタスビル(ダクルインザ)、バニプレビル(バニヘップ)などです。併用により、これらの代謝が促進され、血中濃度が著しく低下するおそれがあるためです。
  • ジスルフィラム(ノックビン)やシアナミド(シアナマイド)による断酒療法中は、アルコール分を含むフェノバールエリキシルは避けなければなりません。また、抗がん薬のプロカルバジンとの併用も禁止されています。これらとの併用により、エリキシル剤に含まれるアルコールの代謝が遅れ、悪酔いするおそれがあるためです。粉薬と錠剤については問題ありません。
  • 一部の抗ヒスタミン薬、安定薬や抗うつ薬など脳の神経をしずめる薬と併用すると、強く効きすぎたり、眠気などの副作用がでやすくなります。
  • 抗凝固薬のワルファリンの作用を減弱させることがあります。併用する場合は、ワルファリンの効き具合を頻回にチェックし、必要に応じ用量を調整しなければなりません。ほかにも、作用減弱に注意を要する薬がいろいろありますから、医師への報告を忘れないようにしましょう。
  • 飲酒は控えてください。眠気やふらつきなど 副作用が強まるおそれがあります。
  • セイヨウオトギリソウ( セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品は控えてください。この薬の作用を弱めるおそれがあります。

【使用にあたり】
  • 医師から指示された用法用量を守りましょう。
  • 不眠で用いる場合、寝るすぐ前にお飲みください。飲む前にやるべきことを済ませておきましょう。なお、仮眠の前はよくありません。たとえば、十分な睡眠時間をとらないまま起床して仕事をしなくてはいけないとき、また、夜中に一時的に起きて仕事をする場合は、この薬を飲まないでください。
  • てんかんでは、治療期間が長期になるものです。医師の指示どおりに飲み続けるようにしてください。自分だけの判断で急にやめてしまうと、重いけいれん発作を起こすおそれがあります。
  • 長期服用中は、定期的に検査を受けましょう。

【妊娠授乳】

妊娠を希望されている女性は、事前に医師と相談しておきましょう。

【食生活】

眠気やふらつき、注意力が低下することがあります。車の運転など危険な作業は避けてください。
効能
  • てんかんのけいれん発作[強直間代発作(全般けいれん発作、大発作)、焦点発作(ジャクソン型発作を含む)]、自律神経発作、精神運動発作。
  • 不眠症、不安・緊張状態の鎮静。
用法
  • フェノバルビタールとして、通常成人1日30〜200mgを1〜4回に分割経口服用する。。
  • 不眠症の場合は、フェノバルビタールとして、通常成人1回30〜200mgを就寝前に経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 てんかんの薬を、自分の判断で急に中止すると、反動で重い発作を起こしてしまうおそれがあります。てんかんの治療で用いる場合、用法用量を守り規則正しく飲むことが重要です。飲み忘れにも注意してください。

重い副作用は多くありませんが、もし、皮膚に発疹や紅斑がでたり発熱したときは、すぐに医師に連絡してください。きわめてまれに、重い皮膚症状や過敏症症候群へ進展することがあります。

そのほか、肝臓や腎臓、血液に異常が現れたり、貧血を起こすことがあります。また、長く続けていると、骨が弱ってくることがあります。長期服用にさいしては定期的に各種の検査を受けるようにしてください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 依存..長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。
  • 呼吸抑制..息苦しい、起床時の頭痛・頭重感。(もともと呼吸器系の弱っている人で、まれに出現)
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • 遅発性の重い過敏症状..発疹、発熱、だるい、吐き気、リンパ節の腫れ、皮膚や白目が黄色くなる。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。

【その他】
  • 眠気、ボーッとする、注意力・集中力低下、頭が重い感じ、頭痛。
  • ふらつき、めまい感。
  • 発疹、じんま疹、発熱。
  • 腎臓の異常(蛋白尿など)
  • 長期連用で骨が弱くなる。
  • 長期連用で効き目が悪くなる。
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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