概説 |
てんかんのけいれん発作を予防するお薬です。 |
作用 | 脳の神経をしずめて、てんかん発作が起こりにくい状態にします。他の薬が十分効かないときに用います。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。
 【使用にあたり】
- 飲む量や回数を必ず守ってください。ふつう、少量から開始し、効果や副作用をチェックしながら徐々に増量していきます。適量が決まったら、血中濃度を常に一定に保たなければなりません。用法用量を守ることが大切です。
- てんかんの治療においては、服用が長期になるものです。医師の指示どおりに飲み続けるようにしてください。自分だけの判断で急にやめてしまうと、重いけいれん発作を起こすおそれがあります。飲み忘れにも気をつけましょう。
 【食生活】
- 規則正しい生活を守りましょう。
- 眠気を催したり、注意力・集中力・反射運動能力が低下することがあります。車の運転など危険な作業は避けてください。

- 【その他】

- てんかんの原因そのものを治せる薬はありません。多くの場合、予防的に長く飲み続ける必要があります。けれど、必ずしも減量・中止ができないというわけではありません。発作が長期間なければ、医師の管理のもと時間をかけてゆっくりと減量していくことも可能です。
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効能 |
- てんかんのけいれん発作..強直間代発作(全般けいれん発作、大発作)、焦点発作(ジャクソン型発作を含む)。
- 自律神経発作、精神運動発作。
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用法 |
アセチルフェネトライドとして、通常成人1日0.3〜0.4g、小児0.1〜0.2gを、1日3回毎食後に分割服用よりはじめ、十分な効果が得られるまで1日量0.1gずつ漸増し、有効服用量を決め、これを維持量とする。維持量は通常次のとおりである。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- 成人 0.6〜1.2g。
- 学童 0.4〜0.6g。
- 幼児 0.3〜0.4g。
- 乳児 0.2g。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
てんかんの薬を、自分の判断で急に中止すると、反動で重い発作を起こしてしまうおそれがあります。用法用量を守り規則正しく飲むことが重要です。
重い副作用はほとんどありませんが、定期的に各種の検査を受けて、効き具合や副作用のチェックをしてもらいましょう。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 再生不良性貧血..だるい、動悸、息切れ、発熱、喉の痛み、皮下出血(血豆・青あざ)や歯肉からの出血。
 【その他】
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