おくすり110番
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成分(一般名) エテンザミド
製品例 エテンザミド ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 解熱鎮痛消炎剤/サリチル酸系/解熱鎮痛剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 腫れや痛みをやわらげ、熱を下げるお薬です。
作用

【働き】

炎症をしずめて、腫れや発赤、痛みなどの症状をおさえます。熱を下げる作用もあります。ただし、対症療法薬ですので、熱や痛みの原因そのものを治すことはできません。発熱時のほか、頭痛や歯痛、生理痛などに用います。

【薬理】

炎症や発熱を引き起こすプロスタグランジン(PG)という物質の生合成を抑制します。プロスタグランジン(PG)の合成酵素「シクロオキシゲナーゼ(COX)」を阻害することによります。

さらに、新たな研究として痛覚過敏を抑制するとの報告があります。痛みの伝わりを抑えることで鎮痛効果をより高める可能性があるのです。また、胃平滑筋に存在するセロトニン2B受容体の拮抗作用により、胃粘膜傷害を軽減することも期待されます。
特徴「非ステロイド抗炎症薬(NSAID)」に分類される古くからの解熱鎮痛薬です。アスピリンと同じく、作用本体はサリチル酸になります。病院ではあまり使われませんが、市販のカゼ薬や痛み止めに配合されることが多いです。
注意
【診察で】
  • 胃腸の悪い人、腎臓や肝臓の悪い人など持病のある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
  • 喘息やアレルギーのある人も医師に報告しておいてください。
  • 妊娠中の人は、医師にお伝えください。

【注意する人】

鎮痛薬や解熱薬で喘息を起こしたことのある人は飲んではいけません(アスピリン喘息の人)。また子供のインフルエンザには原則的に用いません。胃潰瘍など消化性潰瘍のある人も基本的には避けます(特別な胃薬と併用して用いることがあります)。そのほか、血液の病気、肝臓病、腎臓病、心臓病、喘息などの人も病状により使用できない場合があります。副作用のでやすい高齢の人も慎重に用います。

  • 適さないケース..アスピリン喘息、子供のインフルエンザ(インフルエンザ脳症との関連性が示唆される)、消化性潰瘍のある人、重い血液の病気、重い肝臓病、重い腎臓病、重い心臓病(心不全)の人、妊娠末期の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 市販薬も含め、他の薬との飲み合わせに注意が必要です。抗凝血薬のワルファリン、気分安定薬のリチウム(リーマス)、チアジド系利尿薬などと相互作用を起こす可能性があります。服用中の薬は忘れずに医師に報告しておきましょう。
  • 飲酒は控えめにしてください。多量のアルコールは、胃や肝臓の副作用をでやすくします。

【使用にあたり】
  • 食後すぐに多めの水(コップ1杯)でお飲みください。頓服の場合も、できるだけ食後にあわせて飲んだほうがよいでしょう。もし、空腹時に飲む場合は、軽食をとるか牛乳で飲めば、胃の負担が軽くてすみます。
  • カゼでは頓服が原則です。頓服の指示がある場合は、症状のひどいときだけ使用してください。よくなってきたら、早めに中止したほがよいでしょう。

【妊娠授乳】
  • 妊娠中でも有益性が危険性を上回れば処方可能です。ただし、必要最小限にとどめ、適宜羊水量を確認するなど慎重に用いなければなりません。
  • 授乳については医師の指示に従ってください。治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮し、医師が授乳の可否を決めます。

【その他】
  • 胃の副作用を予防するのに、胃腸薬が処方されることがあります。
  • 他の人、とくに子供には代用しないでください。
  • カゼなど感染症による発熱やノドの腫れは、ばい菌を殺菌駆除するための自然な防御システムです。これを薬で無理に抑えれば、かえって病気そのものの治りを遅らせてしまうことさえあります。とくにインフルエンザなどウイルス性の病気では、むやみに熱を下げればよいというものではありません。
効能 解熱鎮痛剤の調剤に用いる。
用法 指示どおりにお飲みください。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 もっとも多い副作用は胃腸症状です。重症化することはまれですが、胃潰瘍など消化性潰瘍にも念のため注意が必要です。とくに高齢の人、あるいは服用が長期になるときは気をつけてください。

人によっては発疹ができたり、喘息発作を起こすおそれがあります。アレルギー体質の人や、もともと喘息のある人は注意してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 消化管潰瘍..胃痛、腹痛、下血(黒いタール状の血液便)、吐血(コーヒー色のものを吐く)。
  • 腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
  • 肝臓の障害..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 喘息発作の誘発..咳込む、ぜいぜいする、息をするときヒューヒュー音がする、息切れ、呼吸しにくい。

【その他】
  • 胃痛・腹痛、吐き気、吐く、食欲不振、口内炎。
  • 発疹、じんま疹。
  • むくみ、肝臓や腎臓の働きが落ちる。
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye