おくすり110番
スポンサード リンク 投げ銭コ-ナ-

成分(一般名) インドメタシン
製品例 インテバン坐剤25~50、(旧・インダシン坐剤) ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 解熱鎮痛消炎剤/インドメタシン剤/非ステロイド性消炎・鎮痛剤

  PR 人気の薬系書籍ベスト30 「くすり本NAVI 」

   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 腫れや痛みをやわらげる坐薬です。
作用

【働き】

炎症をしずめて、腫れや発赤、痛みなどの症状をおさえます。熱を下げる作用もあります。ただし、対症療法薬ですので、痛みの原因そのものを治すことはできません。

【薬理】

炎症を引き起こすプロスタグランジン(PG)という物質の生合成を抑制します。プロスタグランジン(PG)の合成酵素「シクロオキシゲナーゼ(COX)」を阻害することによります。
特徴
  • この薬の仲間は「非ステロイド抗炎症薬(NSAID)」と呼ばれ、いろいろな痛みに広く用いられています。
  • 化学構造的には、アリール酢酸系に分類されます。この系統は効果が強い反面、副作用にも注意が必要です。
  • 肛門から挿入する坐薬です。直腸粘膜から吸収され、すぐに強い効果がえられます。
注意
【診察で】
  • 胃腸の悪い人、腎臓や肝臓の悪い人など持病のある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
  • 喘息やアレルギーのある人も医師に報告しておいてください。
  • 妊娠中の人は、医師にお伝えください。

【注意する人】

鎮痛薬や解熱薬で喘息を起こしたことのある人は使用してはいけません(アスピリン喘息の人)。子供には原則的に用いません。胃潰瘍など消化性潰瘍のある人も避けます(特別な胃薬と併用して用いることがあります)。また、血小板減少などで出血が心配な場合も控えるようにします。そのほか、肝臓病、腎臓病、高血圧、心臓病、喘息、てんかん、膵炎、痔、大腸炎、クローン病などの人も病状により使用できない場合があります。副作用のでやすい高齢の人も慎重に用います。

  • 適さないケース..アスピリン喘息、消化性潰瘍のある人、血小板減少症など重い血液の病気、重い肝臓病、重い腎臓病、重い心臓病(心不全)、重い高血圧症の人、痔のある人、妊娠中の人など。
  • 注意が必要なケース..喘息、消化性潰瘍の既往歴のある人、血小板減少など血液に異常のある人、肝臓病、腎臓病、高血圧症、心臓病などのある人またはそれらの既往歴のある人、潰瘍性大腸炎やクローン病のある人、インフルエンザやデング熱などウイルス性感染症にかかっている人、妊娠中、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • トリテレン(トリアムテレン)という利尿薬との併用は禁止されています。
  • そのほか、痛風の薬のプロベネシド(ベネシッド)、血栓の薬のワルファリン(ワーファリン)やクロピドグレル(プラビックス)、チクロピジン(パナルジン)、気分安定薬のリチウム(リーマス)、降圧薬、利尿薬、強心薬、免疫抑制薬など多くの薬と相互作用を起こす可能性があります。市販薬も含め、他の薬との飲み合わせには注意が必要です。服用中の薬は忘れずに医師に報告しておきましょう。
  • 飲酒は控えめにしてください。多量のアルコールは、胃や肝臓の副作用をでやすくします。

【使用にあたり】
  • できるだけ排便後に使用するとよいでしょう。便がたまっている状態で使用すると、便意を催してしまうことがあります。
  • 入れにくいときは、坐薬の先端に少量の水をつけると滑りがよくなります。
  • もし、肩こりや腰痛、外傷などで使用している場合、漫然と続けず、痛みの程度により、減量や中止を考慮する必要があります。症状がよくなったら、継続の可否についても医師とよく相談してみてください。リウマチなど慢性的な炎症疾患は別として、鎮痛薬の安易な長期使用は好ましくありません。
  • 関節リウマチでは、よい効果がでるまでに2〜4週間くらいかかることがあります。指示された期間続けるようにしてください。

【妊娠授乳】

妊娠中は基本的には用いません。

【その他】
  • 胃の副作用を予防するのに、胃腸薬が処方されることがあります。
  • 他の人、とくに子供には代用しないでください。
効能
  • 次のの疾患の消炎、鎮痛//関節リウマチ、変形性関節症。
  • 手術後の炎症及び腫脹の緩解。
用法 インドメタシンとして通常成人1回25〜50mgを1日1〜2回直腸内に挿入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。本剤の極量は1日200mgである。低体温によるショックを起こすことがあるので、高齢者に投与する場合には、少量から投与を開始する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 坐薬は速効的に強力に作用するので、体温の下がりすぎや、ショック症状に注意が必要です。また、人によっては発疹ができたり、喘息発作を起こすおそれがあります。アレルギー体質の人や、もともと喘息のある人は注意してください。

間接的に胃をあらすこともあります。重症化することはまれですが、胃潰瘍など消化性潰瘍にも念のため注意が必要です。とくに高齢の人、また長期使用時には気をつけてください。

そのほか、腎臓や肝臓の働きが悪くなったり、血液に異常があらわれることがあります。リウマチなどで長期に使用する場合は、定期的に肝機能や腎臓の検査、また胃の検診を受けるとよいでしょう。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • ショック、アナフィラキシー様症状..気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
  • 消化管潰瘍・胃腸出血..胃痛、腹痛、吐き気、嘔吐、吐血(コーヒー色のものを吐く)、下血(血液便、黒いタール状の便)。
  • 腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • 喘息発作の誘発..咳き込む、ぜいぜい息をする、息をするときヒューヒュー音がする、息切れ、呼吸しにくい。
  • けいれん、意識の乱れ、取り乱す、興奮
  • 心不全..息苦しい、息切れ、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、急な体重増加。
  • 目の異常(長期連用)..かすむ、視力低下

【その他】
  • 胃痛・腹痛、吐き気、吐く、食欲不振、口内炎。
  • 発疹、じんま疹。
  • むくみ、肝臓や腎臓の働きが落ちる。
  • 体温の下がり過ぎ。
  • 頭痛、眠気、めまい、ふらつき感、耳鳴。
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
おくすり110番病気別の薬くすり本NAVIおくすり鑑定妊娠とくすり禁忌薬副作用薬価Drug Yaboo!

スポンサード リンク 投げ銭してネ !
Good luck & Good bye