概説 |
痛みをやわらげるお薬です。神経痛などの治療に用います。 |
作用 | 特異な作用をもつ鎮痛薬です。痛みの神経の感受性を低下させることで、鎮痛効果を発揮します。このため、一般的な鎮痛薬が効きにくい神経の損傷による神経障害性疼痛によい効果が期待できます。炎症をともなう急性の痛みよりも、慢性に長引く足腰や肩の痛み、しびれ、冷感、あるいは帯状疱疹後のしつこいピリピリする痛みなどに適します。 |
特徴 |
- 下行性疼痛抑制系賦活型疼痛治療薬とされ、一般的な鎮痛薬や抗炎症薬(NSAIDs)とは作用のしかたが違います(非オピオイド系、非シクロオキシゲナーゼ阻害薬)。神経の変性や損傷による神経障害性疼痛、いわゆる神経痛の治療に適します。
- 外科、整形外科、麻酔科領域を中心に、腰痛症や頸肩腕症候群、肩関節周囲炎(五十肩)などの治療に用いられることが多いです。さらに、1999年 帯状疱疹後神経痛に対する効能が追加承認されました。
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注意 |

- 【診察で】

- アレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
 【使用にあたり】
- 指示された用法用量どおりに、正しくお飲みください。
- 噛んだり砕いたりしないで、そのまま多めの水で飲んでください。
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効能 |
腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、変形性関節症、帯状疱疹後神経痛
- [注意]帯状疱疹後神経痛に用いる場合は、帯状疱疹痛発症後6ヵ月以上経過した患者を対象とすること(帯状疱疹痛発症後6ヵ月未満の患者に対する効果は検証されていない)
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用法 |
通常、成人1日4錠を朝夕2回に分けて経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
- [注意]帯状疱疹後神経痛に対しては、4週間で効果の認められない場合は漫然と投薬を続けないよう注意すること。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用のほとんどない安全性の高いお薬です。長期の服用も心配ないでしょう。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
 【その他】
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