おくすり110番
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成分(一般名) クリアミンS(製)
製品例 クリアミン配合錠S0.5 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 解熱鎮痛消炎剤/サリチル酸,ビタミン類配合剤/頭痛治療剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 頭痛の痛みをやわらげるお薬です。頭痛発現時に用います。
作用片頭痛は慢性頭痛のひとつです。頭の血管が拡張し、ズキンズキンと脈打つような頭痛が起こります。吐き気や嘔吐を伴うことも多いです。人によっては、発作の前に目がチカチカするなど特異な前兆が現れます。

このお薬は、片頭痛の急性期治療薬です。エルゴタミン、カフェイン、イソプロピルアンチピリンの3成分が配合されています。主成分のエルゴタミンは、頭痛の発作時に拡張してくる血管を収縮させます。カフェインは、その作用を補強するのに配合されています。イソプロピルアンチピリンは、ピリン系の鎮痛薬です。
特徴
  • エルゴタミン系の片頭痛治療薬です。ライ麦に寄生する麦角というカビ成分に由来します(麦角製剤)。古くから片頭痛の特効薬として用いられてきましたが、最近はトリプタン系新薬に処方がうつり、昔ほど使われなくなりました。
  • 発作の初期段階において効果が高いのが特徴です。頭痛後期で、痛みがひどくなってから飲んでもあまり効きません。したがって、頭痛発現時、もしくはその前ぶれ症状が現れたときに直ちに頓服するようにします。予防目的の長期使用は原則的におこないません。
  • 片頭痛のほか、血管性頭痛と緊張性頭痛に対する適応があります。また、群発頭痛の治療に応用されることがあるかもしれません。
  • クリアミン配合錠S0.5に加え、各成分が2倍量のクリアミン配合錠A1.0も販売されています。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 他の薬と相互作用を起こしやすい性質があります。別の薬を飲んでいる場合は、必ず医師に報告してください。
  • 妊娠中の人は、必ず医師にお伝えください。

【注意する人】
  • 病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。高血圧、心臓病、血管の病気、緑内障、また肝臓や腎臓の悪い人など、症状によっては使用できません。
  • ピリンアレルギーのある人は使用できません。また、アレルギー体質の人も慎重に用いるようにします。
  • 妊婦中は使用してはいけません。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

トリプタン系の片頭痛治療薬と併用すると、血圧が上がったり、血管収縮などの副作用がでやすくなります。最低でも24時間以上間隔をあける必要があります。ほかにも、一部の抗ウイルス薬、抗生物質、抗真菌薬、降圧薬などとの併用により副作用が増強するおそれがあります。飲み合わせには十分注意してください。

  • 飲み合わせの悪い薬..トリプタン系片頭痛治療薬(イミグラン、ゾーミッグ、レルパックス、マクサルト、アマージ)、他の麦角アルカロイド製剤(ジヒデルゴット、メテルギン等)、HIVプロテアーゼ阻害薬(ノービア、カレトラ、レクシヴァ、レイアタッツ、プリジスタ等)、エファビレンツ(ストックリン)、コビシスタット(スタリビルド)、マクロライド系抗生物質(エリスロシン、ジョサマイシン、クラリス、クラリシッド、ルリッド等)、アゾール系抗真菌薬(イトリゾール、フロリード、ジフルカン、プロジフ、ブイフェンド等)、テラプレビル(テラビック)、オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル(ヴィキラックス)
  • 飲み合わせに注意..β遮断薬(インデラル等)
  • 喫煙..血管収縮や動悸などの副作用を強めますから、喫煙は控えでください。

【使用にあたり】
  • ふつう、頭痛発現時にだけ頓服します。目のチカチカ感など前ぶれを感じたとき、あるいは頭痛が始まったらすぐに飲んでください。発作初期に用いると効果的です。
  • 決められた用法用量の範囲内で使用してください。飲み過ぎると、いろいろな副作用がでやすくなります。
  • 効果を全く感じないときは、医師に相談してください。頭痛のタイプを再確認してもらうとよいでしょう。

【妊娠授乳】

おなかの赤ちゃんの血流を悪くしたり、流産の原因にもなりかねません。妊娠中は飲まないでください。授乳中も控えます。

【食生活】
  • めまいを起こすことがあります。車の運転、危険な仕事、高所での作業には十分注意してください。
  • 汗が出にくくなるので、高温の場所での作業、激しい運動、また夏の暑さに注意してください。
  • 過労を避け、規則正しい生活を守りましょう。
効能 血管性頭痛、片頭痛、緊張性頭痛。
用法 通常成人、1回2錠を1日2〜3回経口服用する。頭痛発作の前兆がある場合は、2〜4錠を頓用する。なお、年齢・症状により適宜増減する。ただし、1週間に最高20錠までとする。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 頓服薬として正しく用いていれば、副作用の心配はそれほどありません。人によっては、服用後に吐き気がしたり、寝つきが悪くなることがありますが、たいていは一過性です。もし、動悸がひどくなるようでしたら、医師に連絡してください。

多くはありませんが、人によっては飲み始めにショックや重いアレルギー症状を起こすことがあります。ピリンアレルギーの人は使用しないでください。

大量の服用、もしくは長期に多めの量を飲み続けていると、血管収縮作用による血流障害を起こすことがあります。手足の先がしびれて痛んだり、チアノーゼを起こし血の気がなくなったりします(麦角中毒)。また、急な中止により、反発的な激しい頭痛を生じることがあります(ergotamine-induced-headache)。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • ショック..気持ち悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、耳鳴り、息苦しい、胸苦しさ、めまい、脈が速い・弱い、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • 高度の血管収縮、動脈内膜炎、チアノーゼ..手足の冷えやしびれ、ピリピリ痛む、指先や唇が青紫、体の血の気がなくなる(蒼白)。
  • 反発的な頭痛..長期連用中の急な中止時に生じる反発的な強い頭痛、不安感、イライラ、ふるえ、吐き気。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 狭心症、心筋梗塞..胸の痛み・違和感・圧迫感、冷汗、締め付けられるような胸の痛み。
  • 線維症(胸膜、後腹膜、心臓弁)..胸や背中の痛み、咳、息苦しい、息切れ、むくみ。

【その他】
  • 発疹、じんま疹、発赤、かゆみ
  • 吐き気、吐く、下痢、口の渇き
  • 不眠、めまい、動悸、汗が出にくい
  • 手足の冷え、しびれ感、足のむくみ
  • 肝臓や腎臓の働きが落ちる
  • 薬に頼りがちになる、やめにくくなる
  • 連用により効き目が悪くなる
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye