おくすり110番
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成分(一般名) トラマドール塩酸塩/アセトアミノフェン
製品例 トラムセット配合錠 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 解熱鎮痛消炎剤/その他の配合剤/慢性疼痛/抜歯後疼痛治療剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 痛みをおさえるお薬です。慢性疼痛や抜歯後の痛みに用います。
作用

【働き】

2種類の有効成分からできている鎮痛薬です。第一の成分はトラマドール(トラマール)。オピオイドと呼ばれる特殊な鎮痛薬で、ふつうの鎮痛薬が効きにくい神経痛などによい効果を示すのが特徴です。麻薬系強オピオイドのモルヒネに比べ作用がおだやかで、便秘などの副作用も比較的少ないです。

もう一つの配合成分は、昔からあるアニリン系解熱鎮痛薬のアセトアミノフェン。こちらは、痛みの神経に働きかけ、痛みに対する感受性を低下させて痛みをしずめます。必ずしも強力とはいえませんが、安全性が高く、各種の痛みに汎用される良薬です。処方薬としてはもちろん、一般薬(OTC)の多くにも採用されています。

これら2成分がいっしょに作用することで、鎮痛効果の早期発現、効果増強、作用時間の持続がはかれるのです。また、トマドールの低用量化による副作用の軽減も期待できます。適応となるのは、一般的な鎮痛薬では十分な効果が望めない痛み、たとえば しつこい腰痛症や変形性関節症、関節リウマチ、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害性疼痛、線維筋痛症、あるいは骨削除を必要とするような難治な抜歯後などです。

【臨床試験】

腰痛症または変形性関節症と診断され、一般的な鎮痛薬(NSAIDs)では効果不十分な患者さん187人による臨床試験がおこなわれています。約1カ月間、半分の人はこの薬を、もう半分の人はプラセボ(似せ薬)を飲み、効果不十分になるまでの期間を比べる試験です。その結果、この薬を飲んでいた人達のほうが、痛みのない平穏な日々が長く続くことが確かめられました。また、1カ月間に、痛みが発現した人の割合は、この薬を飲んでいた人達で21%、プラセボの人達で46%でした。

もう一つは抜歯後の臨床試験です。難治な抜歯後に痛みがあらわれた328人を3つのグループに分け効き具合を比較します。第1のグループはトラマドールとアセトアミノフェンが配合されるこの薬を、第2のグループはトラマドールだけを、第3のグループはアセトアミノフェンだけを飲みます。配合剤としての意義が問われる試験です。効果の判定は、服用後8時間までの痛みの改善度を5段階で経時的に自己評価してもらい、その総得点で比較します。結果は、この薬を飲んでいた人達の平均が18点、トラマドールの人達が12点、アセトアミノフェンの人達が13点でした。この薬の点数が明らかに高く、配合剤としての有用性が証明できたわけです。また、単剤よりも効き目が早く、長く効き続けることも確かめられました。
特徴
  • 効き方が違うトラマドールとアセトアミノフェンの配合剤です。複数の異なる作用により鎮痛作用を発揮するので、さまざまな痛みに安定した効果が期待できます。このため、多種多様な慢性疼痛に広く適応可能です。ただし、現時点 がんの痛みには認められていません。
  • WHOによる3段階疼痛治療法において、まず第1段として用いるのがアミノフェンやNSAIDs(ロキソニンやボルタレン)など一般的な非オピオイド鎮痛薬です。次の第2段階で追加されるのが弱オピオイドのトラマドールになります。この薬はトラマドールを含有しますので、処方対象となるのは非オピオイド鎮痛薬だけでは効果不十分と思われる場合です。今後、第二の選択肢として処方される機会が増えてくることでしょう。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 市販薬も含め、使用中の薬を医師に教えてください。
  • 具体的な服用方法や注意事項、副作用について十分説明を受けてください。

【注意する人】

アスピリン喘息(鎮痛薬や解熱薬で喘息発作を誘発)のある人は、使用できないことになっています(少量であれば危険性は低いと考えられています)。てんかん、胃潰瘍、血液の病気、肝臓病、腎臓病、心臓病、喘息など、その病状により使用できない場合があります。栄養状態の悪い人や、飲酒量の多い人は肝臓の副作用に注意が必要です。また、腎臓や肝臓の働きが落ちている人は、薬の排泄が遅れ、薬の血中濃度が上昇しやすいです。

  • 適さないケース..アスピリン喘息、胃潰瘍など消化性潰瘍、重い血液の病気、重い肝臓病や腎臓病、重い心不全、管理不十分なてんかん、アルコールまたは薬剤による急性中毒のある人。
  • 注意が必要なケース..てんかん、肝臓病、腎臓病、血液の異常、心臓病、喘息、呼吸抑制状態、ショック状態、脳の器質的障害、アルコール多量常飲、脱水症状、栄養状態の悪い人、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 市販のカゼ薬や解熱鎮痛薬の多くにアセトアミノフェンが配合されています。この薬と重複することになりますので、これらとの併用は避けてください。
  • パーキンソン病治療薬のセレギリン(エフピー)とは併用できません。数日〜14日間ほど間隔を開けて服用する必要があります。今現在、および最近飲んだ薬についても医師に話しておいてください。
  • 安定薬など脳の神経をしずめる薬と併用すると、いろいろな副作用がでやすくなります。併用のさいは、眠気やふらつき、けいれん、過度の鎮静、呼吸抑制などに注意してください。また、抗うつ薬と飲み合わせると、セロトニン症候群やけいれんを起こしやすくなるかもしれません。
  • そのほか、気分安定・抗けいれん薬のカルバマゼピン(テグレトール)、強心・抗不整脈薬のジゴキシン(ジゴシン)、抗血栓薬のワルファリン(ワーファリン)、制吐薬のオンダンセトロン(ゾフラン)などと相互作用を起こす可能性があります。使用中の薬がある場合は、必ず医師に伝えておきましょう。
  • 飲酒は控えてください。多量のアルコールにより、めまいや眠気、肝障害、呼吸抑制などの副作用がでやすくなります。

【使用にあたり】
  • 用法用量は指示通りにしてください。慢性疼痛の場合、通常、1日4回、1回1錠です。服用間隔は4時間以上空ける必要があります。医師の指示しだいですが、一般的には、生活時間帯に合わせ、朝・昼・夕食後と寝る前を目安にすればよいと思います。
  • 抜歯後の疼痛に対しては、1回2錠を頓用します。痛みが残る場合は、4時間以上空けて2錠追加できます。できたら、空腹時は避けてください。
  • 吐き気がしたり便秘がちになる場合は、早めに受診して対策を考えてもらいましょう。
  • 長期使用後に中止する場合は、医師の指示のもと徐々に減量するようにします。
  • 痛み止めとして他人にあげてはいけません。また、子供の手の届かないところに保管しましょう。

【検査】

とくに高用量(1日4錠を越える場合)を長期服用する場合は、定期的に肝機能検査をおこないます。

【食生活】

人によっては、眠気やめまいを起こします。意識消失による自動車事故も報告されているようです。車の運転をふくめ危険な操作や作業は控えてください。
効能 非オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記疾患における鎮痛
  • 非がん性慢性疼痛
  • 抜歯後の疼痛
用法
  • 非がん性慢性疼痛:通常、成人は、1回1錠、1日4回経口服用する。服用間隔は4時間以上空けること。なお、症状に応じて適宜増減するが、1回2錠、1日8錠を超えて服用しないこと。また、空腹時の服用は避けることが望ましい。
  • 抜歯後の疼痛:通常、成人は、1回2錠を経口服用する。なお、追加服用する場合には、服用間隔を4時間以上空け、1回2錠、1日8錠を超えて服用しないこと。また、空腹時の服用は避けることが望ましい。

    ※1錠中の含有量は、トラマドール塩酸塩37.5mg、アセトアミノフェン325mg

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 オピオイド鎮痛薬の特徴的な副作用として、吐き気や嘔吐、便秘、めまい、眠気などが現れやすいです。ひどいようでしたら早めに受診し医師とよく相談してください。吐き気と眠気は続けているうちに慣れてくることがありますが、便秘は続くことが多いので、必要であれば通じ薬で対処します。

重い副作用として、けいれんと意識消失が報告されています。めったにないと思いますが、もともと てんかんや脳に病気のある人は注意が必要かもしれません。また、長期服用中に急に中止すると、イライラ、興奮、不安、不眠、震え、吐き気や嘔吐など反発的な症状が現れることがあります。中止する場合は、医師の指示のもと徐々に減量してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • ショック、アナフィラキシー..気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
  • けいれん..筋肉のぴくつき、ふるえ、白目、硬直、全身けいれん、意識低下・消失。
  • 意識消失..気がとおくなる、意識を失う。
  • 依存..長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • 間質性肺炎..から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。
  • 腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
  • 喘息発作の誘発..咳き込む、ぜいぜい息をする、息をするときヒューヒュー音がする、息切れ、呼吸しにくい。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。

【その他】
  • 吐き気、吐く、食欲不振、便秘、腹痛、味覚異常
  • 眠気、うとうと、ぼんやり、めまい、頭痛
  • 口が渇く、尿が出にくい、体重減少
  • 高血圧、ほてり
  • 発疹、かゆみ、多汗症
  • 肝機能値異常
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye