おくすり110番
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成分(一般名) ペルゴリド メシル酸塩
製品例 ペルマックス錠250μg~50μg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 抗パーキンソン剤/ドパミン作動薬/ドーパミンD1・D2作動性パーキンソン病治療剤(麦角系)

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 パーキンソン病のお薬です。ふるえやこわばりを改善し、体の動作をよくします。
作用

【働き】

パーキンソン病では、脳内のドパミン系の神経の働きが悪くなり、手足のふるえ、こわばり、体の動作が不自由になるといった症状がでてきます。時間とともに徐々に悪化し、進行すると日常生活にも大きな支障となります。

このお薬は、ドパミン系の神経に働きかけ、そのようなパーキンソン病の症状を改善します。効果発現はやや緩慢ですが、十分な維持量により安定した効果が期待できます。発症初期には単独で、進行期にはレボドパ製剤と併用することが多いです。

【薬理】

ドパミン系神経の脳内ドパミンD1およびD2受容体に親和性を有するドパミンアゴニストです(ドパミンD1・D2受容体作動薬)。
特徴
  • ドパミン作動性のパーキンソン病治療薬です。レボドパほど劇的ではありませんが、安定した効果が得られ、運動合併症状がおさえられる点がメリットです。このため、とくに高齢でない限り、早期の比較的軽い症状には まずこの系統が処方されるものです。また、レボドパ製剤との併用により 病状の安定化がはかれ、レボドパの減量も可能です。
  • ドパミン作動薬のうち麦角系に分類されます(麦角系ドパミンD1・D2受容体作動薬)。麦角系は、非麦角系に比べ、眠気や傾眠の副作用は少ないほうです。一方で、吐き気などの消化器症状が多くみられ、さらに長期大量服用時 まれとはいえ心臓弁膜症や線維症など 麦角系特有な病変が現れることがあります。このため、他の非麦角系製剤で効果不十分な場合や副作用で使えないときに この薬を選ぶようにします。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
  • 妊娠中もしくはその可能性のある人は、医師に申し出てください。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。
  • ご家族をふくめ、注意事項や副作用について十分説明を受けてください。突発的睡眠や衝動制御障害についてもよく聞いておきましょう。

【注意する人】

心臓弁膜症など、心臓弁膜に異常のある人は使用できません。処方に先立ち、聴診や心エコー検査によるチェックがおこなわれます。

  • 適さないケース..心臓弁膜に異常のある人
  • 注意が必要なケース..統合失調症、不整脈、胸膜炎、胸水、線維症、心膜炎、肝臓病、腎臓病、妊娠中、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

高血圧の薬と併用すると降圧作用が強くなることがあります。安定剤(フェノチアジン系、ブチロフェノン系など)と併用すると、両方の薬の作用が弱まるおそれがあります。

  • 飲み合わせに注意..降圧薬、安定剤(フェノチアジン系、ブチロフェノン系など)

【使用にあたり】
  • 服用量や服用回数は病状により異なりますので、医師の指示どおりにしてください。食直後になると思いますが、できるだけ毎日同じ時間に飲んでください。
  • ふつう、少量から開始し、医師が効果や副作用をチェックしながら段階的に増量していきます。よい効果がでるまでに数週間かかることがあります。
  • 空腹時に飲むと、吐き気がしやすいです。食後すぐに飲むようにしましょう。
  • 症状が改善しない場合や、かえって悪化する場合は、早めに受診し医師とよく相談してください。
  • 自分だけの判断で飲むのをやめてはいけません。急にやめると 反動で具合が悪くなることがあります。

【検査】

長期服用時は、定期的に心エコー検査で心臓弁膜に異常がないか調べます。

【食生活】
  • 血圧が下がり、めまいを起こすことがあります。まれですが、前兆のない突発的な睡眠発作も報告されています。車の運転や高所作業など危険をともなう作業は避けてください。
  • 急に立ち上がると、強い立ちくらみを起こすおそれがあります。急な動きはしないで、ゆっくり動作するようにしましょう。とくに飲み始めに注意してください。
  • 衝動制御障害が報告されています。抑制がきかずギャンブルを繰り返す病的賭博、無駄な買物をしてしまう強迫性購買、暴飲暴食、性欲亢進など、自制心に欠ける行動が気になるときは医師と相談してください。
効能 パーキンソン病
用法 本剤は通常、L-dopa製剤と併用する。通常、ペルゴリドとして1日1回50μgを夕食直後2日間服用する。以後、2ないし3日ごと、1日用量として50μgずつ増量し、第1週末には1日用量として150μgを服用する。

第2週目は1日用量として300μgより開始し、2ないし3日ごと1日用量として150μgずつ増量する。第2週末には1日用量として600μgを服用する。1日用量100μgの場合は朝食及び夕食直後に、1日用量150μg以上の場合は毎食直後に分けて経口服用する。

第3週目は1日用量750μgより開始し、以後有効性及び安全性を考慮しつつ増量し、維持量(標準1日750〜1250μg)を定める。なお、上に定める服用量増量速度は随伴症状、年齢等により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 吐き気や嘔吐、食欲不振、胃の不快感、便秘などの胃腸症状が多いほうです。吐き気止めや便秘薬で対処できますので、つらいときは医師に話してください。吐き気は続けているうちに軽くなることもあります。ほかにも、めまいや立ちくらみ、浮腫などを起こすことがあります。立ちくらみは、飲み始めに起こりやすいです。急に立ち上がったりしないで、ゆっくり動作するようにしましょう。

精神症状で多いのが幻覚と妄想です。幻視では不快な害虫や小動物が見えたりするようです。精神症状は高齢の人にでやすいです。ご家族や介護の方も十分に注意してください。また、まれに前兆のない突発的睡眠を起こすことがあります。車の運転は避けましょう。さらに最近、衝動制御障害が報告されています。ギャンブルを繰り返すなど度をこした行動が気になるときは医師と相談してください。

麦角系の特異な副作用として、心臓弁膜症や間質性肺炎、各種の線維症など、心臓や肺、胸部などに病変を生じることがあります。発現頻度は低いものの、もともとそのような病歴のある人、あるいは長期大量服用時に発現しやすいです。万が一のことですが、咳や息切れ、息苦しさ、胸の痛み、発熱などの症状があらわれたら、直ちに医師に連絡してください。

めったにありませんが、重い副作用として「悪性症候群」が知られています。とくに、薬を中止したあとや急激な減量時に要注意です。自分だけの判断で急に薬を止めてしまうのも非常に危険です。万一、高熱、ひどい汗、体のこわばり、意識の乱れなどが現れたら、直ちに医師に連絡してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 幻覚、妄想、せん妄..本当ではない声や音が聞こえる、実際にいない虫や動物・人が見える、誤った思い込み、非現実な体験、混乱、もうろう状態。
  • 悪性症候群(Syndrome malin)..動かず黙り込む、体の硬直、飲み込めない、急激な体温上昇、発汗、頻脈、ふるえ、精神変調、意識障害。
  • 間質性肺炎..から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。
  • 心臓弁膜症、心膜炎、胸膜炎、線維症..胸の痛み、背中の痛み、咳、息苦しい、息切れ、むくみ。
  • 腸閉塞..お腹が張る・膨れる、吐き気、吐く、便秘、腹痛。
  • 過度の血圧低下..めまい・ふらつき、立ちくらみ、冷感、吐き気、嘔吐、気を失う。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 血小板減少..鼻血、歯肉出血、血尿、皮下出血(血豆・青あざ)、血が止まりにくい。
  • 突発的睡眠..前兆なく突然に眠ってしまう。

【その他】
  • 吐き気、食欲不振、便秘、下痢、口の乾き
  • 不安、焦燥感、興奮、不眠、眠気
  • 衝動制御障害(病的賭博、強迫性購買、暴飲暴食、性欲亢進)
  • ふらつき、めまい、立ちくらみ、血圧低下、動悸
  • 肝機能値の異常、血液成分の異常
  • 発疹、顔のほてり、浮腫、生理不順、尿が出にくい
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye