おくすり110番
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成分(一般名) タリペキソール塩酸塩
製品例 ドミン錠0.4 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 抗パーキンソン剤/ドパミン作動薬/パーキンソン病治療剤(非麦角系)

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 パーキンソン病のお薬です。ふるえやこわばりを改善し、体の動作をよくします。
作用

【働き】

パーキンソン病では、脳内のドパミン系の神経の働きが悪くなり、手足のふるえ、こわばり、体の動作が不自由になるといった症状がでてきます。時間とともに徐々に悪化し、進行すると日常生活にも大きな支障となります。

このお薬は、ドパミン系の神経に働きかけ、そのようなパーキンソン病の症状を改善します。効果発現はやや緩慢ですが、十分な維持量により安定した効果が期待できます。発症初期には単独で、進行期にはレボドパ製剤と併用することが多いです。

【薬理】

ドパミン系神経の脳内ドパミンD2受容体に親和性を有するドパミンアゴニストです(非麦角系選択的ドパミンD2受容体作動薬)。
特徴
【特徴】
  • ドパミン作動性のパーキンソン病治療薬です。レボドパほど劇的ではありませんが、安定した効果が得られ、運動合併症状がおさえられる点がメリットです。このため、とくに高齢でない限り、早期の比較的軽い症状には まずこの系統が処方されるものです。また、レボドパ製剤との併用により 病状の安定化がはかれ、レボドパの減量も可能です。
  • ドパミン作動薬のうち非麦角系に分類されます(非麦角系ドパミン受容体作動薬)。非麦角系は、麦角系でよく見られる吐き気などの消化器症状が比較的少なく、心臓弁膜症を起こすこともまずありません。一方で、眠気や傾眠の副作用が目立ち、重大な副作用として突発的睡眠が報告されています。この点は十分な注意が必要です。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
  • 妊娠中もしくはその可能性のある人は、医師に申し出てください。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。
  • ご家族をふくめ、注意事項や副作用について十分説明を受けてください。突発的睡眠や衝動制御障害についてもよく聞いておきましょう。

【注意する人】
  • 適さないケース..妊娠中。
  • 注意が必要なケース..低血圧症、てんかん、レイノー病、統合失調症など精神症状の病気、重い肝臓病や腎臓病、重い心臓病、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

高血圧の薬と併用すると降圧作用が強くなることがあります。安定剤(フェノチアジン系、ブチロフェノン系など)と併用すると、両方の薬の作用が弱まるおそれがあります。また、飲酒は副作用を強めますので控えてください。

  • 飲み合わせに注意..降圧薬、安定剤(フェノチアジン系、ブチロフェノン系など)、アルコール類。

【使用にあたり】
  • 服用量や服用回数は病状により異なりますので、医師の指示どおりにしてください。食後になると思いますが、できるだけ毎日同じ時間に飲んでください。
  • ふつう、少量から開始し、医師が効果や副作用をチェックしながら段階的に増量していきます。よい効果がでるまでに数週間かかることがあります。
  • 症状が改善しない場合や、かえって悪化する場合は、早めに受診し医師とよく相談してください。
  • 自分だけの判断で飲むのをやめてはいけません。急にやめると 反動で具合が悪くなることがあります。

【食生活】
  • まれな事例ですが、突発的な睡眠による自動車事故が報告されています。車の運転や危険をともなう機械の操作、高所での作業は避けてください。
  • 急に立ち上がると、強い立ちくらみを起こすおそれがあります。急な動きはしないで、ゆっくり動作するようにしましょう。とくに飲み始めは要注意です。
  • 衝動制御障害が報告されています。抑制がきかずギャンブルを繰り返す病的賭博、無駄な買物をしてしまう強迫性購買、暴飲暴食、性欲亢進など、自制心に欠ける行動が気になるときは医師と相談してください。
効能 パーキンソン病
用法 通常、成人はタリペキソール塩酸塩として1日1回0.2mg又は0.4mgを夕食後に経口服用から始め、経過を観察しながら1週間毎に1日量として0.4mgずつ漸増し、維持量(標準1日1.2mg〜3.6mg)を定める。

1日量がタリペキソール塩酸塩として0.8mgの場合は2回に分けて朝食後及び夕食後に、1.2mg以上の場合は3回に分けて毎食後経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 まれに、前兆なく突然に眠り込んでしまうことがあります。車の運転は絶対にやめてください。眠気や傾眠のほか、幻覚や妄想を生じることも多いです。幻視では不快な害虫や小動物が見えたりします。このような精神症状は高齢の人にでやすいです。ご家族や介護の方も十分に注意してください。さらに最近、衝動制御障害が報告されています。ギャンブルを繰り返すなど度をこした行動が気になるときは医師と相談してください。

吐き気や食欲不振、胃の不快感、便秘など胃腸症状もみられます。吐き気止めや便秘薬で対処できますので、つらいときは医師に話してください。吐き気は続けているうちに軽くなることもあります。ほかにも、めまいや立ちくらみ、浮腫などを起こすことがあります。立ちくらみは、飲み始めに起こりやすいです。急に立ち上がったりしないで、ゆっくり動作するようにしましょう。

めったにありませんが、薬の減量や中止時には、悪性症候群にも注意が必要です。症状としては、発熱、発汗、意識低下、ふるえ、筋硬直などが現れます。直ちに対処する必要がありますので、ご家族など周囲の方にも注意をはらってもらうとよいでしょう。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 幻覚、妄想、せん妄..本当ではない声や音が聞こえる、実際にいない虫や動物・人が見える、誤った思い込み、非現実な体験、混乱、もうろう状態。
  • 突発的睡眠..前兆なく突然に眠ってしまう。
  • 悪性症候群(Syndrome malin)..動かず黙り込む、体の硬直、飲み込めない、急激な体温上昇、発汗、頻脈、ふるえ、精神変調、意識障害。

【その他】
  • 眠気、傾眠、不安、イライラ感、興奮、悪夢、不眠
  • 衝動制御障害(病的賭博、強迫性購買、暴飲暴食、性欲亢進)
  • 吐き気、食欲不振、口の乾き、便秘
  • 手足などが勝手に動く
  • 立ちくらみ、ふらつき、血圧低下、動悸
  • 発疹、ほてり、浮腫、生理不順
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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