おくすり110番
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成分(一般名) メチルフェニデート塩酸塩
製品例 リタリン錠10mg、リタリン散1%、コンサータ錠18mg~27mg~36mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 神経系用剤(含む別用途)/精神刺激剤/中枢神経興奮剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 精神症状を改善するお薬です。病的な眠気を起こす「ナルコレプシー」に適用するほか、徐放錠を「注意欠陥/多動性障害」の治療に用います。
作用

【作用-1】

ナルコレプシーは病的過眠症あるいは睡眠発作の一種です。昼間から耐えがたい睡魔に襲われ、突然眠り込んでしまうため、仕事にも日常生活にも支障がでてきます。

このお薬(リタリン)はナルコレプシー治療薬です。脳の神経を活性化させ ハッキリ目覚めさせる作用があります。そのため、医師が確定診断したナルコレプシーに伴う日中の過度の眠気の治療に使います。

【作用-2】

注意欠陥・多動性障害(AD・HD)は、学齢期の子供に多くみられる精神的な発達障害の一つです。集中力や注意力が欠如し、また多動性・衝動性が顕著にあらわれ、学校での集団生活や学業にも支障となってきます。成長とともによくなりますが、大人になっても症状が残ることがあります。

このお薬の徐放性製剤(コンサータ)は、そのような注意欠陥・多動性障害に有用です。小児期にかぎらず成人期の治療にも用いられます。この適応における詳しい作用機序はよく分かっていませんが、神経伝達物質のドパミンやノルアドレナリンの活性化が、諸症状の改善につながると考えられます。
特徴
  • 有効成分のメチルフェニデートは、精神活動を高める興奮剤(中枢神経刺激薬)の一種です。一般製剤のリタリンと徐放性製剤のコンサータ錠があり、承認されている適応症はそれぞれ異なります。
  • リタリンの適応症はナルコレプシーです。ナルコレプシーはまれな希少疾病ですので、誰にでもある通常範囲の眠気は適応対象外です。「反復睡眠潜時試験(MSLT)」などで客観的に測定・診断をおこなう必要があります。なお、安易な処方にもとづく乱用や依存症が問題視され、2007年10月に“うつ病”にかかわる適応症は削除されました。
  • 徐放錠のコンサータ錠は、18歳未満の子供のAD・HDを新規適応症として新たに承認され、その後18歳以上の成人期AD・HDに対する適応拡大についても承認取得しています。放出制御型システムを応用した製剤で、速効性と持続性をあわせ持つのが特徴です。約12時間効果が持続しますので、朝1回だけ飲めば、学校や職場での昼間の服用がはぶけます。国内外でAD・HDの主要薬の一つとして広く用いられています。
  • いずれの製剤も、不適切な使用を避けるため、流通管理が徹底されます。処方や調剤ができるのは、一定の基準を満たす登録済みの医療機関や薬局に限られます。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。
  • 安易に用いる薬ではありません。できたらご家族も含め、薬の性質や治療上の位置づけについて十分に説明を受けてください。治療のさいの注意事項、依存性をふくむ副作用についてよく理解し、納得のうえで治療にあたりましょう。

【注意する人】

強い不安や緊張感、興奮状態、また重いうつ状態にある人には向きません。かえって病状を悪化させるおそれがあります。緑内障のある人も禁止されています。眼圧を上昇させるおそれがあるためです。そのほか、甲状腺機能亢進症、チック、心臓病、てんかん、高血圧症の人も使用できないことがあります。

  • 適さないケース..過度の不安・緊張・興奮状態にある人、重症うつ病、緑内障、甲状腺機能亢進症、心臓病(不整頻拍、狭心症等)、運動性チック、褐色細胞腫のある人など。
  • 注意が必要なケース..てんかん、心臓病(心不全等)、高血圧、脳血管障害(脳卒中等)、精神系疾患、薬物依存またはアルコール中毒の既往歴のある人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

パーキンソン病に用いるMAO阻害剤のセレギリン(エフピー)は併用禁止です。そのほかにも、飲み合わせに注意する薬がいろいろあります。服用中の薬は医師に報告しておいてください。

  • 飲み合わせの悪い薬..セレギリン(エフピー)。
  • 飲み合わせに注意..昇圧剤(エピネフリン、ドプスなど)、MAO阻害薬(エフピー錠)、ワルファリン(ワーファリン)、抗てんかん薬(フェノバール、アレビアチン、ヒダントールなど)、抗うつ薬(三環系、SSRI)、アトモキセチン(ストラテラ)、クロニジン(カタプレス)。
  • 飲酒は控えてください。精神的な副作用がでやすくなります。

【使用にあたり】
  • 専門医による慎重な診断のうえで使用しなければなりません。病状により、また各製剤により飲み方が違いますので、決められた用法用量を必ずお守りください。
  • 夕刻以後、リタリンの服用は原則として避けてください。夜に飲むと眠れなくなってしまいます。
  • コンサータ錠は1日1回朝だけ飲みます。寝つきが悪くなりますので、午後の服用は避けましょう。
  • コンサータ錠は特殊な徐放性製剤ですので、割ったり噛み砕いたりしないで、そのまま十分な水で飲み込んでください。
  • コンサータ錠の外皮の殻が内部の不溶性の成分と一緒に糞便中に排泄されますが、正常なことですので心配ありません。
  • 長期服用中に、急に飲むのを中止すると反動で重い症状を起こすおそれがあります。中止する際は、医師の判断で徐々に減量するなどします。

【検査】
  • 心血管系に対する影響を観察するため、定期的に心拍数および血圧測定をおこないます。長期服用時は、血液検査も必要です。
  • 子供に用いる場合、ときどき身長や体重測定をおこない、順調に成長しているかどうかを調べます。
  • AD/HDで長期間服用する場合には、定期的に休薬し、本当に効いているのかを確かめることがあります。

【妊娠・授乳】

妊娠中の服用については、医師とよく相談してください。乳汁中に移行しますので、授乳は中止する必要があります。

【食生活】
  • 食欲不振がひどく体重が減少する場合、また子供の体重増加が思わしくないなど成長の遅れが気になるときは、医師とよく相談してください。
  • 口が乾いて不快なときは、冷たい水で口をすすいだり、小さな氷を口に含むとよいでしょう。
  • 唾液の分泌が減り、虫歯になりやすくなります。歯磨きをよくしてください。
  • めまいや眠気、視覚障害を起こすことがあります。また、人によっては、緊張感や慎重さが欠如し、注意集中が困難となることがあります。車の運転、危険な仕事、高所での作業は避けてください。
効能

【一般製剤(リタリン)】

ナルコレプシー

【徐放製剤(コンサータ)】

注意欠陥/多動性障害(AD/HD)

  • [注意1] 6歳未満の幼児における有効性及び安全性は確立していない。
  • [注意2] AD/HDの診断は、米国精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)等の標準的で確立した診断基準に基づき慎重に実施し、基準を満たす場合にのみ投与すること。
用法

【一般製剤(リタリン)】

メチルフェニデート塩酸塩として、通常成人1日20〜60mgを1〜2回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

【徐放製剤(コンサータ)】
<18歳未満の患者>

通常、18歳未満の患者にはメチルフェニデート塩酸塩として18mgを初回用量、18〜45mgを維持用量として、1日1回朝経口服用する。増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量を行う。なお、症状により適宜増減する。ただし、1日用量は54mgを超えないこと。
<18歳以上の患者>

通常、18歳以上の患者にはメチルフェニデート塩酸塩として18mgを初回用量として、1日1回朝経口服用する。増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量を行う。なお、症状により適宜増減する。ただし、1日用量は72mgを超えないこと。

[注意1] 本剤は中枢神経刺激作用を有し、その作用は服用後12時間持続するため、就寝時間等を考慮し、午後の服用は避けること。

[注意2] 本剤服用前に他のメチルフェニデート塩酸塩製剤を服用している場合には、その用法・用量を考慮し、本剤の初回用量を18歳未満の患者では18〜45mg、18歳以上の患者では18〜72mgの範囲で決定する。ただし、本剤若しくは他のメチルフェニデート塩酸塩製剤の服用を1ヵ月以上休薬した後に本剤を服用する場合は、18mgを初回用量とすること。

[注意3] 本剤は徐放性製剤であるため分割して服用することは適切でなく、本剤は18mg錠、27mg錠及び36mg錠の3種類のみで18mgが最小単位であるため、9mg単位の増減量が必要な場合には錠剤の種類を変更して服用すること。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 比較的多いのは、口の渇き、食欲不振、吐き気、便秘、不眠、頭痛、体重減少などです。これらは、それほど心配いりませんが、ひどいときは早めに受診してください。AD/HDの治療において、子供の体重減少や成長遅延が気になるときは、医師とよく相談してみましょう。

動悸や頻脈、血圧変動など循環器系の副作用もときどきみられます。心臓に負担をかけるおそれがありますので、もともと心臓の悪い人は病状の悪化に注意が必要です。定期的に検査を受けて、悪い影響がでていないかチェックするようにしてください。

むやみに量を増やしますと、薬に頼りがちになり、やめにくくなってしまいます。決められた用量をきちんと守ることが大切です。また、定期服用中に急にやめると反発的な症状がでたり、重い副作用を起こすおそれがあります。自分だけの判断で止めないで、医師の管理のもと徐々に減量すれば大丈夫です。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 依存..長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。
  • 悪性症候群(Syndrome malin)..動かず黙り込む、体の硬直、飲み込みにくい、急激な体温上昇、発汗、頻脈、ふるえ、精神変調、意識障害。
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • 狭心症..胸の痛み・違和感・圧迫感
  • 脳卒中..片側の手足のまひ・しびれ、口がゆがむ、うまく話せない、めまい・ふらつき、ものが二重に見える、視野が欠ける、意識がうすれる、頭痛
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。

【その他】
  • 口の渇き、食欲不振、吐き気、便秘
  • 不眠、眠気、頭痛、注意集中困難、神経過敏
  • 動悸、頻脈、不整脈、血圧変動
  • 不安、興奮、幻覚、妄想
  • 発汗、ふるえ、チック、尿がでにくい、性欲減退、かすみ目
  • 体重減少、子供の体重増加抑制・成長遅延
  • 長期連用で効き目が悪くなる
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye