おくすり110番
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成分(一般名) チアプリド塩酸塩
製品例 グラマリール錠25mg~50mg、グラマリール細粒10% ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の中枢神経系用薬/その他/ベンザミド系精神神経用剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 心の不調や不具合を調整するお薬です。神経の高ぶりや不安感をしずめ、気持ちをおだやかにします。また、手足や体の異常な動きをおさえるのにも用います。
作用

【働き-1】

脳梗塞のある高齢の人は、脳の情報伝達系の神経が混乱しやすいものです。そのため、異常な怒りっぽさ、興奮、もうろう、徘徊(うろつき)などを起こすことがあります。このお薬は、脳内の神経の混乱を改善し、そのような精神症状や異常行動をおこさないようにします。

【働き-2】

体の異常な動きをおさえる作用があります。ドパミン系神経の過剰な亢進によるジスキネジア(不随意運動:手足や体、舌や口周辺の異常運動)の治療に用います。
特徴ベンザミド系の第1世代抗精神病薬になります。正式な適応症では脳梗塞後遺症というしばりがありますが、必ずしもその点にこだわらず、さまざまな精神症状に応用されています。また、ジスキネジア(不随意運動)にも有効です。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 他の薬と相互作用を起こしやすい性質があります。別に薬を飲んでいる場合は、必ず医師に伝えておきましょう。
  • 副作用について、ご本人、できたらご家族も含め、事前によく説明を受けておきましょう。

【注意する人】

プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍のある人は使用できません。高齢の人や体の弱っている人も副作用がでやすいので慎重に用います。

  • 適さないケース..プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)。
  • 注意が必要なケース..不整脈(QT延長、徐脈)、低血圧、腎臓病、褐色細胞腫の疑いのある人、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

他の安定剤など脳の神経をしずめる薬といっしょに飲むと、作用が強くなりすぎたり、副作用が強まるおそれがあります。逆に、パーキンソン病の薬では、お互いの作用が弱まります。また、ある種の吐き気止めとの併用により、内分泌異常や手のふるえなどの副作用がでやすくなります。服用中の薬は、必ず医師に報告しておきましょう。

  • 飲み合わせに注意..安定剤(ハロペリドール、クロルプロマジン等)、抗パーキンソン病薬(レボドパ等)、制吐薬(メトクロプラミド)。
  • アルコールといっしょに飲むと、眠気やふらつき、立ちくらみなどの副作用がでやすくなります。飲酒はできるだけ控えてください。

【使用にあたり】
  • 指示された用法用量どおりに正しくお飲みください。決められた期間、きちんと続けることが大切です。
  • 少量より開始し、増量していくことがあります。
  • 急に飲むのを中止すると反動で具合が悪くなることがあります。自分だけの判断で、急に中止したり、飲む量を変えてはいけません。

【食生活】

眠気がしたり、注意力や反射運動能力が低下することがあります。車の運転など危険な作業は避けましょう。
効能
  • 脳梗塞後遺症に伴う攻撃的行為、精神興奮、徘徊、せん妄の改善。
  • 特発性ジスキネジア及びパーキンソニズムに伴うジスキネジア。
用法
  • 脳梗塞後遺症に伴う攻撃的行為、精神興奮、徘徊、せん妄の改善..チアプリドとして、通常成人1日75mg〜150mgを3回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • 特発性ジスキネジア及びパーキンソニズムに伴うジスキネジア..チアプリドとして、通常成人1日75mg〜150mgを3回に分割経口投与する。なお、年齢,症状により適宜増減する。パーキンソニズムに伴うジスキネジアの患者では、1日1回、25mgから投与を開始することが望ましい。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 副作用は少ないほうです。人によっては、眠気、めまい・ふらつき、手のふるえ、口の渇きなどがあらわれるかもしれません。症状が強い場合は、早めに受診し医師とよく相談してください。

めったにありませんが、「悪性症候群」という注意を要する副作用が知られています。体が硬直して動かなくなり、高熱がでてきたら、すぐに医師に連絡してください。とくに、高齢の人、体の弱っている人、薬の量を増やしたときなどに出現しやすいものです。ご家族や周囲の方も注意してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 悪性症候群(Syndrome malin)..急激な体温上昇、筋肉のこわばり、体の硬直、飲み込みにくい、発汗、ふるえ、意識がはっきりしない。
  • 重い不整脈..動悸、頻脈(120/分以上)、徐脈(50/分以下)、胸の痛みや違和感、胸苦しい、だるい、めまい、立ちくらみ、気が遠くなる、失神。
  • 昏睡、けいれん。

【副作用】
  • 錐体外路症状..指や手足のふるえ、体のこわばり・つっぱり、ひきつけ、動作がにぶい、無表情、よだれが多い、目の異常運動(正面を向かない、上転)、舌のもつれ、じっとできない、そわそわ感、うまく歩けない。
  • 眠気、不眠、めまい。
  • 吐き気、食欲不振。
  • 口が渇く、便秘、尿が出にくい<、目のかすみ。
  • 立ちくらみ、動悸、血圧変動、不整脈。
  • 生理不順、乳汁分泌、乳房がふくらむ。
  • 発疹。
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye