概説 |
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療に用いるお薬です。 |
作用 | 神経細胞を保護して、病状の進行を遅らせます。ただし、特効薬ではありません。必ずしもよい効果がでるとは限りません。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。
- この薬の有効性や安全性について、ご家族をふくめ事前によく説明を受けてください。薬の性質をよく理解し、同意のうえで使用しましょう。

- 【注意する人】

- 肝臓の悪い人は、使用できないことがあります。
 【使用にあたり】
- 指示された用法用量どおりに正しくお飲みください。
- ふつう、1日2回朝夕食前に1錠飲みます。

- 【食生活】

- 眠気がしたり、めまいを起こすことがあります。車の運転など危険な作業は避けましょう。
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効能 |
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療。
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病勢進展の抑制。
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用法 |
通常、成人は本剤を1回1錠、1日2回(朝及び夕食前)、リルゾールとして1日量100mg(本剤2錠)を経口服用する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
わりと多い副作用は、吐き気、めまい、頭痛、眠気、肝機能値の異常などです。服用中は、肝機能や腎機能など各種の検査を受けるようにしてください。
そのほかの重い副作用はまれですが、血液の白血球が減ってしまったり、肺に異常がでることがあります。発熱、から咳、息苦しさなどの症状がみられたら、すぐに医師に連絡してください。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- アナフィラキシー様症状..じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい。
- 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
- 間質性肺炎..から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱。
- 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
 【その他】
- 吐き気、食欲不振、下痢、腹痛、便秘
- めまい、頭痛、眠気、筋肉の緊張
- 発疹、かゆみ
- 肝臓の異常、腎臓の異常
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