おくすり110番
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成分(一般名) ラメルテオン
製品例 ロゼレム錠8mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の中枢神経系用薬/その他/メラトニン受容体アゴニスト

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 体内時計を整え、寝つきをよくするお薬です。
作用

【働き】

睡眠のリズムをつくり、自然な眠りを誘います。適用となるのは、慢性的な不眠で寝つきが悪いときです。どちらかというと、治療歴がない比較的軽い不眠症に向きます。また、不眠の背景に不規則な生活パターンによる就寝時差がある場合にもよさそうです。

【薬理】

脳内の“視交叉上核”という部分は、1日の睡眠・覚醒サイクルをにない、そのスイッチを切り替える体内時計として働いています。このお薬は、視交叉上核に存在するメラトニン受容体(MT1/MT2)を刺激し、睡眠中枢を賦活させることで、自然な睡眠をうながします。睡眠・覚醒サイクルの睡眠側にスイッチを入れる役目をするわけです。

【臨床試験】
  • 慢性不眠症の1,130人を対象に、プラセボ(にせ薬)を対照とした二重盲検比較試験がおこなわれています。実際に眠れるまでの時間を比較して、有効性を確認する試験です。服用1週後に睡眠後調査票で回答してもらったところ、この薬を飲んでいた人では、プラセボを飲んでいた人に比べ約3分ほど早く眠れることが分かりました(統計的に有効性を証明するほどの差ではありません)。なお、治療歴のない人では約6分ほど早くなりましたが、治療歴のある人では短縮しませんでした。
  • 971人によるもう1つの臨床試験では、服用1週後の調査でプラセボと比較し統計学的に有意に短縮し、この薬の有効性が確認されました。その一方で、2週後では有意差は認められず、効果を確かめることができませんでした。
特徴
  • メラトニン受容体作動薬という新しいカテゴリーの不眠症治療薬です。今までのどの睡眠薬とも作用機序が違います。鎮静作用や抗不安作用ではなく、睡眠のリズムをとりもどすことで自然な眠りを誘います。
  • 直接的な睡眠作用はないので、効果にややむらがあります。治療歴のある重い不眠症、あるいはうつ病など精神疾患をともなう場合には向かないかもしれません。
  • 即効的な強力な作用がない反面、ベンゾジアゼピン系睡眠薬にみられる ふらつきや記憶障害の副作用が少なく、また中止後の不眠症状の悪化(反跳性不眠)や、離脱症状(退薬徴候)を起こす可能性は低いです。いわゆる禁断症状を起こすような薬物依存性もありません。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人、また妊娠中の人は医師に伝えてください。
  • 服用中の薬を医師に教えてください。
  • 夜中に起きて仕事をすることのある人は、医師に伝えておきましょう。

【注意する人】

肝臓の働きが極度に落ちている人は使用できません。肝臓での代謝が遅れ、薬の作用が強くあらわれるためです。

  • 適さないケース..重い肝臓病のある人
  • 注意が必要なケース..肝臓病、重い睡眠時無呼吸症候群、脳に病気のある人、高齢の人など
  • 控えたほうがよいケース..夜中に一時的に起きて仕事をするとき

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 抗うつ薬のフルボキサミン(デプロメール、ルボックス)とはいっしょに飲めません。併用によりこの薬の作用が強まるおそれがあります。
  • そのほか相互作用を起こす可能性のある薬剤として、レボフロキサシン(クラビット)などキノロン系抗菌薬、イトラコナゾール(イトリゾール)などアゾール系抗真菌薬、クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)などマクロライド系抗生物質、結核治療薬のリファンピシン(リファジン)などがあげられます。
  • 飲酒は控えてください。副作用が強まるおそれがあります。また、お茶に含まれるカフェインは、この薬の効果を弱めるかもしれません。寝る前の日本茶、コーヒー、紅茶類は控えたほうがよいでしょう。

【使用にあたり】
  • 寝るすぐ前にお飲みください。飲む前にやるべきことを済ませておきましょう。
  • 食事と同時または食直後の服用は避けてください。同時ですと薬が十分吸収されず、効果が減弱してしまいます。
  • 仮眠の前はよくありません。たとえば、十分な睡眠時間をとらないまま起床して仕事をしなくてはいけないとき、また、夜中に一時的に起きて仕事をする場合は、この薬を飲まないでください。
  • 2週間後に有効性を評価します。あまり効かないようでしたら、継続の必要性を含め医師とよく相談してみましょう。効き目がないのに、漫然と続けても意味がありません。

【妊娠授乳】
  • 妊娠中の服用については、医師とよく相談してください。お腹の赤ちゃんへの影響はよく分かっていませんが、特に危険性が高いとは考えられていません。
  • 授乳中もできるだけ控えるようにします。医師の判断しだいですが、服用する場合は授乳(母乳)を中止するのが基本です。

【食生活】
  • 翌朝まで薬の影響が残り、眠気をもよおしたり、注意力が低下することがあります。車の運転など危険をともなう作業は控えてください。
  • 生活習慣の見直しも大切。起床・就寝時間を一定にし、睡眠リズムをとりもどすようにしましょう。

【備考】
  • 眠れない原因はさまざまです。家庭や仕事上のトラブル、悲しい出来事、あるいは入院などのストレスで一時的に眠れないことがありますし、神経症やうつ病、統合失調症など心の病気が原因のこともあります。さらに、呼吸器の病気、心臓病、痛みやカユミなど体の病気も不眠を起こします。不眠症の治療は、原因疾患の治療、環境の整備などを合わせておこなうことが大切です。
  • 日常的なストレスによる一時的な不眠に安易に用いることには賛成できません。
効能 不眠症における入眠困難の改善
用法 通常、成人はラメルテオンとして1回8mgを就寝前に経口服用する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 安全性が高く、副作用は少ないです。ただ、人によっては、翌朝に眠気やめまい、けん怠感などが残ることがあるかもしれません。ベンゾジアゼピン系薬で問題となる離脱症状(退薬徴候)を起こす可能性は低く、依存性もありません。

まれなケースと考えられますが、長期服用時の副作用としてプロラクチンの上昇があげられます。プロラクチンはホルモンの一種で、生理不順や乳汁漏出、あるいは性欲減退をもたらす可能性があります。気になるときは、医師に相談してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • アナフィラキシー様症状..じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい(ゼーゼー)。

【その他】
  • めまい、頭痛、眠気、けん怠感
  • プロラクチン上昇(生理不順、無月経、乳汁漏出、性欲減退)
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye