概説 |
弱った胃腸の働きを活発にするお薬です。慢性胃炎や弛緩性便秘症の治療に用います。 |
作用 | 胃腸など消化器系臓器の運動は、副交感神経の命令によって亢進します。このお薬は、副交感神経を刺激することで、胃腸の働きを活発にします。胃酸の分泌もよくなります。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
- 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- 気管支喘息のある人は禁止されています。気管支粘液分泌が増え、症状が悪化するおそれがあるためです。そのほか、腸や膀胱頸部に閉塞のある人、甲状腺機能亢進症、消化性潰瘍、重い心臓病、てんかん、パーキンソン病のある人も使用できません。

- 【飲み合わせ・食べ合わせ】

- ベサコリンやウブレチドなど排尿障害の薬と併用すると、副作用がでやすくなります。服用中の薬は、医師に伝えておきましょう。

- 【使用にあたり】

- 症状によって、飲む量、飲み方が異なります。指示どおりに正しくお飲みください。
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効能 |
消化管機能低下のみられる下記疾患。
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用法 |
塩化カルプロニウムとして、通常成人1日20〜60mg(2〜6カプセル)を2〜3回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
おもな副作用は、腹痛、下痢、吐き気、胸やけ、発汗などです。症状の強いときは、早めに受診してください。
- 腹痛、下痢、吐き気、胸やけ、胸の圧迫感、発汗、唾液が出る。
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