おくすり110番
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成分(一般名) メペンゾラート臭化物・フェノバルビタール
製品例 トランコロンP配合錠 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 自律神経剤/その他/過敏大腸症治療剤

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   概説    作用    注意    効能    用法    副作用
概説 腸の異常な運動を抑えるお薬です。下痢をともなう過敏大腸症の治療に用います。
作用
  • 胃腸の運動は、副交感神経の命令によって亢進します。主成分の臭化メペンゾラートには、副交感神経の刺激を弱める作用があります(抗コリン作用)。その結果として、胃腸の運動がおさえられ、過敏大腸症にともなう腹痛や下痢症状が改善されます。
  • もう一つの配合薬フェノバルビタールは、ストレスをやわらげたりするのに役立ちます。
  • 過敏大腸症そのものを治すことはできません。症状をおさえる対症療法薬です。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。
  • 妊娠中の人は、医師にお伝えください。

【注意する人】

閉塞隅角緑内障のある人は禁止されています。眼圧が上昇し、症状が悪化するおそれがあるためです。前立腺肥大で排尿しにくい人や、腸に閉塞のある人も使用できません。出血性大腸炎など細菌性下痢症の場合も避けます。そのほか、心臓病、潰瘍性大腸炎、甲状腺機能亢進症のある人は慎重に用いるようにします。

  • 適さないケース..閉塞隅角緑内障、排尿障害、重い心臓病、腸閉塞、麻痺性イレウス、細菌性下痢症、急性間欠性ポルフィリン症。
  • 注意が必要なケース..開放隅角緑内障、前立腺肥大、心臓病、肝臓病、腎臓病、潰瘍性大腸炎、甲状腺機能亢進症および低下症、重い神経症、呼吸機能の低下している人、高齢の人、高温の場所で働く人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

いろいろな薬と相互作用を起こしやすい性質があります。飲み合わせによっては、この薬の作用が強まり、副作用がでやすくなります。また、他の薬の分解を早め、その作用を弱める性質もあります。市販薬をふくめ使用中の薬を必ず医師に伝えてください。

  • 併用薬の作用を弱めるために禁止されるのは、抗真菌薬のボリコナゾール(ブイフェンド)、肺高血圧症治療薬のタダラフィル(アドシルカ)とマシテンタン(オプスミット)、抗エイズウイルス薬のドラビリン(ピフェルトロ)、リルピビリン(エジュラント、コムプレラ、オデフシィ)、ダルナビル・コビシスタット(プレジコビックス)、ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル(シムツーザ)、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル(スタリビルド)、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル(ゲンボイヤ)、ビクテグラビルナトリウム・エムトリシタビン・テノホビル(ビクタルビ)、ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン(ジャルカ)、肝炎治療薬のアスナプレビル(スンベプラ)とダクラタスビル(ダクルインザ、ジメンシー)、バニプレビル(バニヘップ)、エルバスビル(エレルサ)、グラゾプレビル(グラジナ)、ソホスブビル・ベルパタスビル(エプクルーサ)、抗血栓薬のチカグレロル(ブリリンタ)、抗マラリア薬のアルテメテル・ルメファントリン(リアメット)などです。併用により、これらの代謝が促進され、血中濃度が著しく低下するおそれがあります。
  • 一部の抗ヒスタミン薬、安定薬や抗うつ薬など脳の神経をしずめる薬と併用すると、強く効きすぎたり、眠気などの副作用がでやすくなります。
  • 抗凝固薬のワルファリンの作用に影響を及ぼす可能性があります。併用する場合は、ワルファリンの効き具合を頻回にチェックし、必要に応じ用量を調整しなければなりません。ほかにも、注意を要する薬がいろいろありますから、医師への報告を忘れないようにしましょう。
  • 飲酒は控えてください。副作用が強まるおそれがあります。

【使用にあたり】

症状によって、飲む量、飲み方が異なります。指示どおりに正しくお飲みください。

【妊娠授乳】

妊娠を希望されている女性は、事前に医師と相談しておきましょう。

【食生活】
  • 物がぼやけて見えたり、眠くなることがあります。車の運転など危険な作業は避けてください。
  • 汗が出にくくなるので、熱射病や熱中症を起こすおそれがあります。高温の場所での作業、激しい運動、また夏の暑さに注意してください。
効能 過敏大腸症(イリタブルコロン)。
用法 通常成人1回2錠を1日3回経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 副作用でわりと多いのは、眠気、めまい感、口の渇き、便秘、尿が出にくい、かすみ目などです。これらは、重症化することはほとんどありませんが、症状の強いときは早めに受診してください。とくに高齢の男性は、排尿障害に注意が必要です。

重い副作用はめったにありませんが、もし、発疹がでたり発熱したときは、すぐ医師に連絡してください。ごくまれですが、重い皮膚症状へ進展することがあります。そのほか、肝臓や腎臓、血液に異常が現れたり、貧血を起こすことがあります。また、長く続けていると、骨が弱ってくることがあります。定期的に各種の検査を受けるようにしてください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 依存..長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。
  • 呼吸抑制..息切れ、息苦しい、起床時の頭痛・頭重感。(もともと呼吸器系の弱っている人で、まれに出現)
  • 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。
  • 遅発性の重い過敏症状..発疹、発熱、だるい、吐き気、リンパ節の腫れ、皮膚や白目が黄色くなる。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
  • 肝臓の障害..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。

【その他】
  • 口の渇き、便秘、尿が出にくい、動悸
  • 目のかすみ、まぶしい
  • 眠気、頭が重い感じ、頭痛
  • ふらつき、めまい感
  • 発疹、じんま疹、発熱
  • 腎臓の異常(蛋白尿など)
  • 長期連用で骨が弱くなる
   概説    作用    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye