概説 |
細菌を殺菌する目薬です。細菌による目の病気に用います。 |
作用 | 細菌を撃退するマクロライド系の抗生物質です。黄色ブドウ球菌などグラム陽性菌のほか、トラコーマ病原体(クラミジア)にも有効です。細菌感染による結膜炎、麦粒腫(ものもらい)、眼瞼炎、角膜炎などの治療に用います。 |
注意 |

- 【診察で】

- アレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
 【使用にあたり】
- 症状により、用法用量が異なります。指示通りにご使用ください。
- 下まぶたに付けた軟膏が、徐々に目の中に広がり効果を発揮します。一般的な使い方は以下の手順です。手はきれいに洗っておきましょう。
- 鏡を見ながら下まぶたを引き下げてください。チューブをしぼりながら、下まぶたに軟膏を付着させます。このとき、容器の先端がまぶたやまつ毛に触れないよう注意してください。最後に、まぶたを閉じ、ごく軽く数回マッサージをします。ただし、手術後や目に傷があるときは、マッサージしないでそのままでいてください。
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効能 |
トラコーマ病原体、ブドウ球菌、連鎖球菌、肺炎球菌、淋菌、モラー・アクセンフェルド菌、コッホ・ウィークス菌のうち本剤感性菌による下記感染症。
- トラコーマ、結膜炎(流行性角結膜炎を含む)、麦粒腫、眼瞼炎(眼瞼縁炎を含む)、角膜潰瘍、涙のう炎。
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用法 |
0.5%眼軟膏として、通常、適量を1日1〜数回塗布する。なお、症状により適宜回数を増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用はほとんどありません。かえって、充血や痛みがひどくなるときは、早めに受診してください。
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