概説 |
眼圧を下げるお薬です。緑内障の治療に用います。 |
作用 | 目の中では、房水と呼ばれる水分が循環しています。その役目は、目に栄養分を供給し、また眼圧を一定に保つことです。ところが、房水が充満しすぎると、眼圧が上がり視神経を圧迫してきます(高眼圧症)。そのままでいると視神経が弱り、視野が狭くなったり視力が落ちたりします。このような状態が「緑内障」です。
緑内障の治療は、過剰な房水を減らして、眼圧を下げることです。このお薬には、房水の産生をおさえる作用があります。 |
特徴 | 副作用がやや多いこともあり、あまり使われていません。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 服用中の薬は、医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- 閉塞隅角緑内障には用いません。かえって症状を悪化させるおそれがあります。そのほか、副腎や肝臓、腎臓の働きの悪い人は、病状により使用できないことがあります。

- 【飲み合わせ・食べ合わせ】

- 心臓の薬のジギタリス製剤やステロイド薬(副腎皮質ホルモン薬)との併用においては、低カリウム血症の副作用に注意します。

- 【使用にあたり】

- 症状によって、飲む量、飲み方が異なります。指示どおりに正しくお飲みください。
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効能 |
緑内障。 |
用法 |
通常成人1日1〜4錠(50〜200mg)を1〜4回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用で多いのは、顔や手足、口内の知覚異常です。食欲不振や疲労感、うつ状態があらわれることもあります。体や気分に異常を感じたら早めに受診するようにしてください。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 電解質失調(低カリウム血症など)..だるい、筋力低下(力が入らない)、便秘、脈の乱れ。
- 錯乱..混乱・もうろう状態、取り乱す、意味不明な言動
 【その他】
- 顔・手足の知覚異常、倦怠疲労感
- 食欲不振、吐き気、口の渇き
- うつ状態、疲労感、眠気、頭痛、めまい、いらいら感
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