概説 |
涙を補い、目の乾燥を防ぐ目薬です。疲れ目や乾き目の治療に用います。 |
作用 |
- 【働き】
- 涙が足りないと、目がかさついたり、疲れを感じたりします。さらに、目の表面が荒れて角膜炎を起こすこともあります。このような場合、人工涙液で補うようにします。目の表面が潤い、乾き目(ドライアイ)にともなう不快な症状がやわらぎます。ハードコンタクトレンズの装着時にも用いることができます。
- 【薬理】
- 涙に近い性質を持った人工涙液です。涙液を補うだけですので、特段の薬理作用はありません。配合成分は、塩化カリウムや塩化ナトリウムなどの塩類です。
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特徴 |
- 涙の成分に近い人工涙液です。人工涙液マイティアは1本5mLの普通タイプの目薬、マイティアドライアイミニは1回使い捨ての無菌デイスポーザプルタイプになります。後者は保存剤を含まないので、保存剤の影響を受けやすい人に適しています。頻回にさしても安心です。
- どちらもソフトコンタクトレンズ装着時は不向きです。ソフトコンタクトレンズを使用している場合は、別製品のソフトサンティアのほうがよいでしょう。
- マイティアドライアイミニは一般用医薬品になります。病院で処方されることが多いのですが、保険がききませんので自費扱いになります。
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注意 |
- 【注意する人】
- ソフトコンタクトレンズを着けている場合は、原則使用できません。とくに必要な場合は、点眼前にレンズを外し、点眼後15分以上経過してから再装着するようにします。
【使用にあたり】
- 点眼回数は医師の指示どおりにしてください。
- 点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意しましょう。
- 点眼液が目の回りに付いたり、目からあふれ出たときは、清潔なガーゼやティッシュなどで拭き取ってください。
- 他の点眼薬と併用しているときは、点眼間隔を5分以上あけてください。
- 一回使い捨てタイプの残った液は、再使用せず破棄しましょう。
- しばらく続けても、症状がよくならない場合は医師と相談してください。
- 【食生活】
- ドライアイの一般的な要因としては、テレビやパソコンの長時間の注視、空気の乾燥、老化による涙の減少や質の低下などがあげられます。パソコンと長時間向き合うときは、画面の位置を視線の下方にし、まばたきを意識して多くするとよいようです。
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効能 |
- 【人工涙液マイティア】
- 下記における涙液の補充
【マイティアドライアイミニ】
- 涙液の補助(目のかわき)
- 目の疲れ
- 目のかすみ(目やにの多いときなど)
- ハードコンタクトレンズを装着しているときの不快感
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用法 |
- 【人工涙液マイティア】
- 通常、1回1〜2滴を1日5〜6回点眼する。なお、症状により適宜増減する。
- 【マイティアドライアイミニ】
- 1回2〜3滴を1日5〜6回点眼。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用はまずありません。かえって、目の不快感やかすみ、充血や痛みがひどくなるときは、早めに受診してください。
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