概説 |
気管支を広げるお薬です。おもに、喘息や気管支炎の治療に用います。 |
作用 | 気管支が腫れたり収縮すると、気道が狭くなり、ゼーゼー・ヒューヒュー呼吸が苦しくなります。
このお薬は、気管支拡張薬です。気管支を広げて、呼吸を楽にします。同一成分の注射薬は、喘息の発作時によく使います。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病のある人は医師に伝えておいてください。妊娠中の人も報告しておきましょう。
- 服用中の薬は、医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- てんかん、甲状腺機能亢進症、急性腎炎、高齢の人、子供、妊娠中の人は慎重に用います。
 【飲み合わせ・食べ合わせ】
- 飲み合わせに注意する薬があります。飲み合わせによっては、この薬の副作用がでやすくなります。服用中の薬は、忘れずに報告しておきましょう。また、別の病院で診察を受けるときも、この薬を飲んでいることを伝えてください。
- お茶に含まれるカフェインは、この薬の副作用を少し強めるかもしれません。日本茶、コーヒー、紅茶類は控えめにしましょう。

- 【使用にあたり】

- 決められた飲み方を守ってください。この薬には気難しい性質があり、量が少ないと効きませんし、逆に多すぎると副作用がでやすくなります。
 【備考】
- 発作がおさまらない場合や、たびたび起こる場合は早めに受診しましょう。
- 喘息の原因そのものを治せる薬はありません。多くの場合、予防的に長く飲み続ける必要があります。けれど、必ずしも減量・中止ができないというわけではありません。症状が安定すれば、医師の管理のもとゆっくりと減量していくことも可能です。
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効能 |
気管支喘息、喘息性(様)気管支炎、うっ血性心不全。 |
用法 |
ジプロフィリンとして、通常成人1日300〜600mgを2〜3回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
ときどき起こるのは、吐き気や腹痛、頭痛、動悸、手の震えなどです。このような場合、服用量を少し減らしたほうがよいかもしれませんので、早めに受診してください。
- 吐き気、食欲不振、腹痛、下痢、動悸、手や指のふるえ、頭痛、不眠
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