概説 |
心臓の収縮力を強めるお薬です。心不全の治療に用います。 |
作用 |
- 【働き】
- 心臓のポンプ機能が低下すると、血液や水分の循環が悪くなります。その結果、体に余分な水分がたまりやすくなり、浮腫(むくみ)を生じたり、息苦しさや疲れを感じるようになります。肺に水分がたまると、咳がでたり、ゼーゼーとぜん息のような呼吸になることもあります。このような状態が「心不全」です。
このお薬は、強心薬です。心臓の収縮力を強くする作用があります。血液がよく回るようになるので、体のだるさや息苦しさが楽になります。
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注意 |
【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 副作用を含め、この薬についてよく説明を受けておきましょう。
- 【注意する人】
- 心筋梗塞や不整脈のある人は慎重に用います。
- 適さないケース..重い不整脈のある人。
- 注意が必要なケース..急性心筋梗塞、肝臓や腎臓の悪い人など。
【使用にあたり】
- 決められた飲み方、服用量を厳守してください。
- 入院するなど、常に医師の監視下で使用することがすすめられています。
- 【検査】
- 定期的に、心電図や血液の検査が必要です。とくに白血球の検査は、少なくとも週1回おこなうことになっています。
- 【食生活】
- 決められた食生活を守るようにしましょう。症状によっては、水分や塩分の摂取制限、運動制限が必要です。
- 【備考】
- 長期的な予後(長生きできるか)について、否定的な研究が報告されています。他の薬が無効なときにかぎるなど、慎重に用います。
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効能 |
下記の状態で他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合。
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用法 |
本剤はジギタリス製剤、利尿薬等と併用すること。通常、成人はてベスナリノンとして1日1回60mgを経口服用する。十分な効果が得られない場合には1日1回120mgまで増量する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
まれですが、血液の白血球が著しく減少してしまうことがあります。発熱したりノドが痛くなってきたら、すぐに医師に連絡してください。
また、重い不整脈を誘発するおそれもあります。定期的に心電図でチェックしなければなりません。
【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
- 重い不整脈..動悸、頻脈(120/分以上)、徐脈(50/分以下)、胸の痛みや違和感、胸苦しい、だるい、めまい、立ちくらみ、気が遠くなる、失神。
【その他】
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