おくすり110番
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成分(一般名) プロカインアミド塩酸塩
製品例 アミサリン錠125mg~250mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 不整脈用剤/プロカインアミド系/不整脈治療剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 脈のリズムを整えるお薬です。不整脈の治療に用います。
作用不整脈は、脈拍をコントロールする刺激伝導系の不調から心臓の鼓動のリズムが乱れる病気です。脈拍が多すぎたり、逆に少なかったり、不規則になったりします。

このお薬は抗不整脈薬です。心臓の刺激伝導系の異常な電気の流れをしずめる働きをします。心室性期外収縮、上室性頻拍、心房細動などいろいろな不整脈に用いられています。
特徴旧来のVaughan Williams分類の「1a群」に属します。このグループの標準的な抗不整脈薬です。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 服用中の薬は、医師に伝えてください。

【注意する人】

脈拍の少ない徐脈タイプの不整脈や、心臓の働きが著しく弱っている人には向きません。かえって病状を悪化させるおそれがあります。高齢の人も心不全などの副作用がでやすいので、少量より開始するなど慎重に用います。

  • 適さないケース..心臓の刺激伝導障害、重い心不全、重症筋無力症の人など。
  • 注意が必要なケース..心不全、基礎心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)、低血圧、気管支喘息、腎臓や肝臓の悪い人、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

飲み合わせによっては、この薬の副作用がでやすくなます。服用中の薬は、市販薬も含め医師に報告しておきましょう。

  • 飲み合わせの悪い薬..抗菌薬のモキシフロキサシン(アベロックス)、勃起不全治療薬のバルデナフィル(レビトラ)、乳がん治療薬のトレミフェン(フェアストン)。
  • 飲み合わせに注意..不整脈の薬のアミオダロン(アンカロン)、高血圧の薬のβ遮断薬、胃の薬のシメチジン(タガメット)など。

【使用にあたり】
  • 決められた飲み方、服用量を厳守してください。自分だけの判断で、量を減らしたり、急に飲むのをやめてはいけません。
  • 飲み忘れにも注意してください。万一飲み忘れた場合、2回分を同時に飲んではいけません。

【検査】

心電図検査や血液検査を定期的に受ける必要があります。

【食生活】

不整脈には、とくべつ治療を必要としないものから、命にもかかわる重い不整脈まで、いろいろなタイプがあります。ごく軽い期外収縮は3人に1人の割合でみられるといわれ、その多くは薬による治療の対象となりません。喫煙や飲酒を控え、規則正しい生活をおくることが大切です。

【備考】
  • 不整脈の薬は、必ずしも予後の改善(長生き)につながらないので、安易に使用されることはありません。必要となるのは、生命に危険を及ぼすおそれのある不整脈、めまいや動悸など自覚症状が強く生活に支障があるとき、放置すると他の病気に影響する場合などです。薬による不整脈の治療は、必要最小限にするという考え方になっています。
  • 薬以外の治療も盛んにおこなわれています。発作性頻拍の根治療法ともいえる「カテーテルアブレーション」、失神をともなうような高度な徐脈には「ペースメーカー」の埋め込み、突然死につながる危険な不整脈には「植え込み型除細動器」も実用化されています。
効能
  • 期外収縮(上室性、心室性)。
  • 急性心筋梗塞における心室性不整脈の予防。
  • 新鮮心房細動。
  • 発作性頻拍(上室性、心室性)の治療および予防。
  • 発作性心房細動の予防。
  • 電気ショック療法との併用およびその後の洞調律の維持。
  • 手術および麻酔に伴う不整脈の予防。
  • 陳旧性心房細動。
用法 プロカインアミド塩酸塩として、通常成人1回0.25〜0.5g(錠125mg:2〜4錠、錠250mg:1〜2錠)を、3〜6時間ごとに経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 かえって脈が異常になることがあります。重い不整脈や心不全を起こす危険性もありますので、定期的に心電図検査を受けるようにしてください。

その他の重い副作用はほとんどありませんが、SLE様症状の報告があります。筋肉や関節が痛くなったり、赤い斑点ができてきたら、すぐに受診してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 新たな不整脈..動悸、頻脈(120/分以上)、徐脈(50/分以下)、胸の痛みや違和感、めまい・ふらつき、立ちくらみ、気が遠くなる、失神。
  • 心不全..息苦しい、息切れ、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、急な体重増加。
  • SLE様症状..筋肉や関節が痛む、体や顔が赤くなる、赤い斑点ができる、発熱、手足や首の付け根のリンパ節が腫れる。
  • 無顆粒球症..発熱、のどの痛み、口内炎、咳、だるい。

【その他】
  • 吐き気、食欲不振、頭痛
  • 発疹、抗核抗体の異常
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye