おくすり110番
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成分(一般名) ビソプロロール フマル酸塩
製品例 メインテート錠0.625mg~2.5mg~5mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 不整脈用剤/β遮断剤/選択的β1アンタゴニスト

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 心臓を休ませ、血圧を下げるお薬です。高血圧症のほか、狭心症や不整脈、慢性心不全の治療に用います。
作用心臓を休ませる作用があります。作用メカニズムは、心臓にある交感神経のβ受容体を遮断することです。これにより心臓の拍動がおさえられ、血圧が下がります。高血圧症のほか、狭心症や不整脈(頻脈)の治療にも用います。

本来、心不全には禁忌なのですが、病状によっては有効なことが分かってきました。心臓の負担が軽くなり、予後の改善(長生き)につながる可能性があるのです。そのため、心筋症や一部の慢性心不全に対し、専門医により慎重に使用されることがあります。
特徴β遮断薬(ベータブロッカー)という系統です。同系のなかでは以下のような特徴をもちます。
  • β1選択性:心臓にだけ選択的に作用します。気管支への影響が少く、喘息を誘発する危険性が比較的低いと考えられます。
  • ISA-:内因性の交感神経刺激作用がありません。この特性は、心臓への無用な刺激がないことを意味し、心臓を純粋に休ませるのに好都合です。一方で、徐脈作用が強く、心不全の発現に注意が必要です。
  • 水溶性:吸収や代謝が遅く、多くは腎臓から直接排泄されます。また、脳内に入りにくいので、気分の変調など中枢性の副作用が少ないと考えられます。
  • 半減期が長く、持続性があります。服用回数は、通常1日1回だけです。
  • 心不全に対する有効性が海外での臨床試験で確認されており、ヨーロッパを中心に心不全の治療に広く用いられています。もともと、日本では適応外でしたが、2011年に公知申請という特例扱いで、慢性心不全の効能が正式に認められました。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人、また妊娠中の人は、医師に伝えておきましょう。
  • 服用中の薬は、医師に伝えてください。

【注意する人】

病気によっては、かえって病状を悪化させるおそれがあります。急性心不全や喘息、レイノー症状のある人は基本的に禁忌です。糖尿病の人では、血糖降下薬の副作用(低血糖)がでやすくなるので注意してください。高齢の人も徐脈や心不全を起こしやすいので、少量より開始するなど慎重に用います。

  • 適さないケース..急性心不全、重い心臓の刺激伝導障害や徐脈、重い末梢循環障害、未治療の褐色細胞腫、妊娠中の人など。
  • 注意が必要なケース..喘息のある人、気管支炎や肺気腫で気管支けいれんのおそれがある場合、心臓の刺激伝導障害や徐脈、末梢循環障害(レイノー症状)、糖尿病、過度の低血圧、異型狭心症、乾癬、腎臓や肝臓の悪い人、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

飲み合わせに注意する薬がたくさんあります。飲み合わせによっては、副作用がでやすくなります。服用中の薬は、医師に報告しておいてください。

  • 高血圧の薬のジルチアゼム(ヘルベッサー)やベラパミル(ワソラン)、心臓の薬のジギタリス薬、抗不整脈薬、あるいは多発性硬化症治療薬のフィンゴリモド(ジレニア)などと併用すると徐脈を起こしやすくなります。
  • 糖尿病の薬の副作用(低血糖)を強めるおそれがあります。
  • 鎮痛薬との併用により、降圧作用が弱まる可能性があります。

【使用にあたり】
  • 決められた飲み方、服用量を守ってください。
  • 慢性心不全に用いる場合は、ごく少量から開始し、段階的に増量していきます。症状によっては、入院して医師の管理下で治療を開始します。
  • 自分だけの判断で、量を減らしたり、飲むのをやめてはいけません。急に中止すると、狭心発作など反発的な症状を起こすおそれがあります。中止するときは、医師の判断で徐々に減量するようにします。
  • 飲み忘れにも注意してください。万一飲み忘れた場合、2回分を同時に飲んではいけません。

【検査】

心電図検査や血液検査を定期的に受ける必要があります。

【食生活】
  • 血圧が下がり、めまいを起こすことがあります。車の運転や高所での危険な作業には十分注意してください。
  • 本態性高血圧症では、生活習慣の見直しも大切。減塩などの食事療法、運動療法、肥満があれば体重を落とすだけでも血圧が下がるものです。軽い高血圧であれば、薬をやめられることもあります。できたら簡易血圧計で自宅で血圧測定をおこない、適切に血圧がコントロールされているかチェックすることをおすすめします。
効能
【効能A(錠2.5mg~5mg)】
  • 本態性高血圧症(軽症〜中等症)
  • 狭心症
  • 心室性期外収縮

【効能B(錠0.625mg~2.5mg~5mg)】

次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシンII受容体拮抗薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者

  • 虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全

【効能C(錠2.5mg~5mg)】

頻脈性心房細動
用法

【効能A】

通常、成人はビソプロロールフマル酸塩として、5mgを1日1回経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

【効能B】

通常、成人はビソプロロールフマル酸塩として、1日1回0.625mg経口服用から開始する。1日1回0.625mgの用量で2週間以上経口服用し、忍容性がある場合には、1日1回1.25mgに増量する。その後忍容性がある場合には、4週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量し、忍容性がない場合は減量する。用量の増減は1回服用量を0.625、1.25、2.5、3.75又は5mgとして必ず段階的に行い、いずれの用量においても、1日1回経口服用とする。通常、維持量として1日1回1.25〜5mgを経口服用する。なお、年齢、症状により、開始用量は更に低用量に、増量幅は更に小さくしてもよい。また、患者の本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減するが、最高服用量は1日1回5mgを超えないこと。

【効能C】

通常、成人はビソプロロールフマル酸塩として、1日1回2.5mg経口服用から開始し、効果が不十分な場合には1日1回5mgに増量する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高服用量は1日1回5mgを超えないこと。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 飲み始めに、体がだるくなったり、めまいを感じることがあります。軽ければたいてい心配いりませんが、ひどいときは早めに受診しましょう。もともと喘息のある人は、喘息発作の誘発にも注意してください。

心臓の副作用として、徐脈があります。脈が1分間に50以下になったり、息苦しさや胸苦しさが強いときは、医師に連絡してください。とくに高齢の人は、徐脈を含め心拍数・心リズム障害を起こしやすいです。

慢性心不全の治療においては、かえって病状が悪化するおそれがあります。ことに飲み始めや増量時に要注意。もし、疲労や息切れ、息苦しさ、めまい、むくみや体重増加、徐脈など体調に異変が現れたなら、直ちに医師に連絡してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 心不全、心ブロック、高度な徐脈..息苦しい、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、体重増加、脈が飛ぶ、脈が1分間50以下、めまい、気が遠くなる、失神。
  • 喘息発作の誘発..咳き込む、ゼーゼー・ヒューヒュー息をする、息苦しい。

【その他】
  • だるい、めまい、ふらつき
  • 徐脈、低血圧、むくみ
  • 手足の冷え、しびれ感
  • 目の乾燥(目がゴロゴロ、しょぼつく)
  • 気分がしずむ、眠気、不眠
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye