おくすり110番
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成分(一般名) エシドライ(製)
製品例 エシドライ ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 降圧剤/その他の配合剤/血圧降下剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 血圧を下げるお薬です。高血圧症に用います。
作用3種類の成分からできている降圧薬です。血管拡張薬のレセルピンとヒドララジン、さらにチアジド系利尿薬のヒドロクロロチアジドが配合されています。

レセルピンは、脳や体の交感神経を抑制します。交感神経がゆるむと、血管が広がり血圧が下がります。ヒドララジンは、血管の平滑筋に直接作用して、血管を広げます。

利尿薬のヒドロクロロチアジドは、体の余分な水分を塩分とともに尿に排出します。その結果、むくみがとれて血圧も下がります。

血圧を適切に保つことは、将来起こるかもしれない脳卒中や心臓病、腎臓病を防ぐことにつながります。
特徴最近はあまり処方されませんが、チアジド系利尿薬は、海外のいくつもの臨床試験で、寿命を延ばすことが証明されています。古くからある薬で、値段(薬価)が安いというメリットがあります。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人、また妊娠中の人は、医師に伝えておきましょう。
  • 服用中の薬は、医師に伝えてください。

【注意する人】

尿がまったく出ないときや急性腎不全には用いません。狭心症など心臓の悪い人や、うつ病のある人には向きません。また、糖尿病や痛風を悪化させるおそれがあります。高齢の人も副作用がでやすいので、少量より開始するなど慎重に用います。

  • 適さないケース..無尿、急性腎不全、重い心臓病、うつ病・うつ状態、消化性潰瘍、潰瘍性大腸炎、電気ショック療法を受ける場合、妊娠中など。
  • 注意が必要なケース..糖尿病、痛風、腎臓病、肝臓病、心臓病、高カルシウム血症、てんかん、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

飲み合わせに注意する薬がたくさんあります。飲み合わせによっては、副作用がでやすくなります。服用中の薬は、市販薬もふくめ医師に報告しておきましょう。

  • 他の降圧薬と併用するときは、血圧の下がりすぎに注意します。とくにACE阻害薬という系統と併用するときは、ごく少量を用いるようにします。
  • β遮断薬との併用は、血糖値が高くなりやすいです。
  • 糖尿病の薬の作用を弱めるおそれがあります。
  • 気分安定薬のリチウム(リーマス)と併用するときは、リチウム中毒による副作用に注意が必要です。
  • 心臓の薬のジギタリス薬と併用するときは、ジギタリス中毒の副作用に十分注意します。
  • カルシウム剤やビタミンD製剤など骨の薬と併用するときは、血液中のカルシウム値の増えすぎに注意します。
  • ステロイド薬やグリチルリチン製剤、一部の漢方薬と飲み続けるときは、低カリウム血症に注意します。
  • 鎮痛薬との併用により、この薬の降圧作用が弱まる可能性があります。
  • 抗パーキンソン病薬や抗うつ薬と相互作用を起こす可能性があります。
  • 飲酒は控えてください。めまいや立ちくらみがでやすくなります。

【使用にあたり】
  • 決められた飲み方、服用量を守ってください。
  • ふつう、朝1回、または朝とお昼の2回に服用します。尿量が増えるので、夜の服用は避けるのが一般的です。

【検査】

血液検査を定期的に受ける必要があります。カリウム、カルシウム、血糖、尿酸値などに異常がないか調べます。

【食生活】
  • 血圧が下がり、めまいを起こすことがあります。車の運転や高所での危険な作業には十分注意してください。
  • くだものや野菜類をたくさんとるとよいでしょう。不足しがちなカリウム分が補えます。
  • 本態性高血圧症では、生活習慣の見直しも大切。減塩などの食事療法、運動療法、肥満があれば体重を落とすだけでも血圧が下がるものです。軽い高血圧であれば、薬をやめられることもあります。できたら簡易血圧計で自宅で血圧測定をおこない、適切に血圧がコントロールされているかチェックすることをおすすめします。
効能 本態性高血圧症(中等症及び重症)。
用法 通常成人1回1錠を1日2〜3回経口服用する。血圧が下降し、安定化した場合は維持量として1日1〜2錠を経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 まれに、うつ状態があらわれます。気分がいつもと違うときは、この薬のせいかもしれません。早めに受診してください。

飲み始めの体のだるさは、徐々に慣れてくるものです。服用量が多いと、脱水を起こしたり血圧が下がりすぎて、強いめまいや立ちくらみを起こすことがあります。とくに高齢の人、また他の薬と併用するときに注意してください。

長期に多めの量を飲み続けると、血液中のカリウム分が減ってしまったり、逆に、カルシウム、血糖、尿酸値などが増えてくることがあります。定期的に血液の検査を受けることが大切です。

もし、日光にあたった部分に発疹ができたら、早めに医師に申し出てください。まれに光線過敏症を起こすことがあります。そのほかのそのほか重い副作用はまずありませんが、狭心症発作や心不全、SLE様症状(下記)などに念のため注意してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 抑うつ..憂うつ、気分がひどく落ち込む、やる気がでない、悲観的、不安感、不眠。
  • 狭心症..胸の痛み・違和感・圧迫感
  • 心不全..息苦しい、息切れ、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、急な体重増加。
  • SLE様症状..筋肉や関節が痛む、体や顔が赤くなる、赤い斑点ができる、発熱、手足や首の付け根のリンパ節が腫れる。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。

【その他】
  • だるい、めまい、ふらつき、立ちくらみ
  • 低カリウム血症(だるい、筋力低下、動悸、便秘)
  • 動悸、頻脈
  • 口が渇く、吐き気、下痢
  • ふるえ・こわばり、悪い夢、頭痛、眠気、性欲減退
  • 血糖値の上昇、糖尿病の悪化
  • 尿酸値の上昇、痛風の悪化(発作誘発)
  • 発疹、光線過敏症、肝機能値の異常
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye