概説 |
痰の切れをよくする吸入薬です。 |
作用 | 痰をうすめて粘りをとり、排出しやすくします。また、気道粘膜の線毛運動をよくして、排出を助けます。気管支炎など呼吸器の病気で痰の多いときに用います。 |
特徴 | 粘液分泌促進薬に分類される去痰薬です。古くから、内科や耳鼻咽喉科、小児科などで広く処方されています。 |
注意 |
 【診察で】
- アレルギーのある人は、医師に伝えてください。
- 使用方法や注意点について、よく説明を受けておきましょう。

- 【使用にあたり】

- 指示どおりに正しく吸入してください。

- 【食生活】

- 痰の出の悪いときは、水分を十分にとるとよいでしょう。
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効能 |
下記疾患の去痰。
- 急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、塵肺症、手術後。
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用法 |
通常、成人には1回2mL(ブロムヘキシン塩酸塩として4mg)を生理食塩液等で約2.5倍に希釈し、1日3回ネブライザーを用いて吸入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用のほとんどない安全性の高いお薬です。ただ、痰がうすまり、一時的にその量が増えることがあります。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- ショック、アナフィラキシー様症状..気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
 【その他】
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