概説 |
痰を切り、咳をしずめるお薬です。 |
作用 | 車前草という薬用植物から造られています。非サポニン性の成分(Plantagine)が含まれます。痰をうすめて出しやすくし、咳をしずめる作用があります。 |
特徴 | 昔からある生薬由来の鎮咳去痰薬です。強い作用があるとはいえませんが、副作用はほとんどありません。粉末と液剤があり、他の薬と混ぜて調合することもあります。 |
注意 |

- 【使用にあたり】

- 指示どおりに正しくお飲みください。
 【飲み合わせ・食べ合わせ】
- 液剤と、断酒薬のシアナミド(シアナマイド)またはジスルフィラム(ノックビン)、抗がん薬のカルモフール(ミフロール)またはプロカルバジンとの併用は禁止されています。この薬の液剤に含まれるアルコールの代謝が遅れ、悪酔いするおそれがあるためです。粉薬のほうは問題ありません。
- 液剤と、抗トリコモナス薬のメトロニダゾール(フラジール)を飲み合わせると、顔がほてったり、気持ちが悪くなるかもしれません。これもアルコールによる悪酔いの症状です。アルコール分を含まない粉薬のほうは問題ありません。

- 【食生活】

- 痰の出の悪いときは、水分を十分にとるとよいでしょう。
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効能 |
下記疾患に伴う咳嗽及び喀痰喀出困難
- 急性気管支炎、気管支喘息、感冒・上気道炎、肺炎、肺結核
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用法 |
車前草エキスとして、通常成人1日75〜150mg(末:1.5 〜3g、液:3〜6mL)を3回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用のほとんどない安全性の高いお薬です。 |