概説 |
痰を切り、咳をしずめるお薬です。 |
作用 | 桜の皮のエキスから造られています。痰をうすめて出しやすくし、咳をしずめる作用があります。 |
特徴 | 昔からある生薬由来の鎮咳去痰薬です。強い作用があるとはいえませんが、副作用はほとんどありません。粉末と液剤があり、他の薬と混ぜて調合することもあります。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。
 【飲み合わせ・食べ合わせ】
- 液剤と、断酒薬のシアナミド(シアナマイド)またはジスルフィラム(ノックビン)、抗がん薬のカルモフール(ミフロール)またはプロカルバジンとの併用は禁止されています。この薬の液剤に含まれるアルコールの代謝が遅れ、悪酔いするおそれがあるためです。粉薬のほうは問題ありません。
- 液剤と、抗トリコモナス薬のメトロニダゾール(フラジール)を飲み合わせると、顔がほてったり、気持ちが悪くなるかもしれません。これもアルコールによる悪酔いの症状です。アルコール分を含まない粉薬のほうは問題ありません。

- 【使用にあたり】

- 指示どおりに正しくお飲みください。

- 【食生活】

- 痰の出の悪いときは、水分を十分にとるとよいでしょう。
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効能 |
次の疾患に伴う咳嗽及び喀痰喀出困難//急性気管支炎、肺炎、肺結核 |
用法 |
桜皮エキスとして、通常成人1回66〜132mg(2〜4mL)を1日3回経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用のほとんどない安全性の高いお薬です。 |