概説 |
おなかの調子をよくするお薬です。下痢や便秘に用います。 |
作用 | このお薬は乳酸菌の仲間です。腸にやさしい善玉の乳酸菌を補い、悪玉の腸内細菌を追い出します。その結果、下痢や腸のゴロゴロが改善され、おなかの調子がよくなってきます。おもに下痢症に用いますが、便秘にもいいです。乳酸菌製剤は、強力な作用はありませんが、どのような症状にも安心して使えます。
抗生物質による下痢を防ぐ目的で、いっしょに飲むことも多いです。抗生物質によって死滅してしまう善玉菌を補うわけです。この場合、抗生物質に抵抗力を持つ耐性乳酸菌製剤(R)のほうが適当です。 |
特徴 | 乳酸菌の仲間の酪酸菌(宮入菌)からできています。赤ちゃんや子供を含め、各科で広く使われています。 |
注意 |
【使用にあたり】
- 用法・用量は医師の指示どおりにしてください。ふつう、1日3回毎食後に飲みます。
- 胃に食べ物のない空腹時に飲むと、少し効果が落ちるかもしれません。空腹時ですと、胃液の影響で乳酸菌が弱り生菌数が減少する可能性があるのです(食後胃内PH4〜5、空腹時胃内PH1〜2)。ただ、完全に死滅するわけではありませんので、食事がとれないときでも、飲まないよりは飲んだほうがいいです。
- 【その他】
- 湿気を避けて、保管してください。
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効能 |
腸内菌叢の異常による諸症状の改善。 |
用法 |
通常、成人1日1.5g〜3gを3回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
副作用はまずありません。
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