概説 |
胃酸の分泌をおさえ、胃の粘膜を丈夫にするお薬です。胃炎や胃潰瘍の治療に用います。 |
作用 | 
- 【働き】

- 胃酸は、本来、胃腸に侵入してくる“ばい菌”を殺菌する大切な役目をしています。けれど、胃壁が弱っていると、胃粘膜を荒らし、胃炎や胃潰瘍(胃粘膜の傷)の原因にもなります。
このお薬は、胃酸の分泌をおさえます。また、胃の粘膜を丈夫にする作用もあります。結果的に、潰瘍の治りがよくなり、痛みもやわらぎます。
 【薬理】
- 胃酸の分泌を促進するホルモンの一種“ガストリン”をおさえることで、胃酸の分泌を減少させます。胃酸による胃粘膜への刺激が弱くなるので、胃炎や胃潰瘍の治癒につながります。
- 胃を守る粘液を増やしたりすることで、胃酸に対する防御機能を高めます。傷ついた組織の修復を助ける作用もあります。
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特徴 |
- 胃粘膜保護作用をもつ抗ガストリン薬です。
- それほど強力ではないので、他の薬と併用されることが多いです。
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注意 |

- 【診察で】

- 持病のある人や、服用中の薬は医師に伝えておきましょう。

- 【使用にあたり】

- 指示どおりにお飲みください。ふつう、1日3〜4回飲みます。他の薬と併用することも多いです。
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効能 |
- 次の疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善//急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
- 胃潰瘍
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用法 |
通常成人は、プログルミドとして、1日量1.2〜1.6g(6〜8錠)を3〜4回に分けて経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
安全性の高いお薬です。副作用はほとんどありません。
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