概説 |
排便するお薬です。 |
作用 | 腸内に水分を引き寄せ、便を軟化増大させます。その刺激で腸の運動が活発になり便通がつきます。効果の発現は1〜2時間後です。便秘症に用いるほか、腸の手術や大腸検査にそなえ、事前に腸内をきれいにする目的でも使用します。 |
特徴 | 速効性の「塩類下剤」です。ふつう、常習便秘には、この薬の仲間の酸化マグネシウム(カマ)を用います。 |
注意 |
【診察で】
- 持病のある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
- 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。
- 【注意する人】
- 塩分が多く含まれるので、塩分摂取制限の必要な人には向きません。高血圧や心臓病、腎臓病などの人も症状によっては使用できません。
- 適さないケース..急性腹症(虫垂炎、腹膜炎等)、重症の硬結便(硬く固まった便)、塩分摂取制限の必要な人、心不全、浮腫のある人。
- 注意が必要なケース..心臓病、腎臓病のある人など。
- 【飲み合わせ・食べ合わせ】
- サルファ剤(バクタなど)との併用は避けます。
【使用にあたり】
- 決められた飲み方を守ってください。症状や目的によって飲み方が違います。
- コップ一杯以上の十分な水で飲んでください。
- ふつう、1回もしくは数回の使用にとどめます。常習便秘に長期常用することはありません。
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効能 |
便秘症、消化管検査時又は手術前後における腸管内容物の排除。 |
用法 |
硫酸ナトリウムとして、通常成人1回5〜10g(乾燥硫酸ナトリウムに換算して2.2〜4.4g)を3〜5%溶液として経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
多めの量を飲み続けると、体内の塩分が増え、血圧が上がったり、むくみを生じる可能性があります。長期連用は避けてください。
【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
【その他】
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