概説 |
排便するお薬です。 |
作用 | 小腸を刺激し腸の運動を活発にして排便をうながします。効果の発現は2〜4時間後です。一般的な便秘薬ではありませんが、食中毒における腸内の有害物質の除去を目的に使用されることがあります。 |
特徴 | 速効性の「小腸刺激性下剤」です。腸内容物をすみやかに除去するのに用います。常習便秘に用いることはありません。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人、また妊娠中の人は医師に伝えてください。
- 服用中の薬を医師に教えてください。薬が原因の便秘も少なくありません。

- 【注意する人】

- リンやナフタリンなどの脂溶性物質による中毒には使用できません。かえって、吸収を促進させるおそれがあります。
- 適さないケース..脂溶性物質による中毒、急性腹症(虫垂炎、腹膜炎等)、けいれん性便秘、重症の硬結便(硬く固まった便)、脂溶性駆虫剤の服用中、妊娠中の人など。

- 【使用にあたり】

- 決められた飲み方を守ってください。症状や目的によって飲み方が違います。
|
効能 |
便秘症、食中毒における腸管内容物の排除、消化管検査時又は手術前後における腸管内容物の排除。 |
用法 |
ヒマシ油として、通常成人は15〜30mL(増量限度60mL)小児は5〜15mL、乳幼児は1〜5mLを、それぞれそのまま又は水、牛乳などに浮かべて頓用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
|
副作用 |
服用後、一時的に吐き気がしたり、腹痛を起こすことがあります。
|