概説 |
便通をつけるお薬です。 |
作用 | 便秘に用いる坐薬です。直腸の粘膜を直接刺激し、腸の運動を活発にして排便をうながします。効果の発現は10〜30分後です。すみやかに排便したいときや、飲み薬が飲めないときに用います。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人、また妊娠中の人は医師に伝えてください。
- 服用中の薬を医師に教えてください。薬が原因の便秘も少なくありません。
 【使用にあたり】
- 肛門から挿入する坐薬です。説明書をよく読み、指示どおりに使用してください。
- 入れにくいときは、坐薬の先端に少量の水をつけると滑りがよくなります。
- 挿入後まもなく便意を催しますので、それまで静かにしていてください。

- 【食生活】

- 薬にだけ頼るのではなく、食生活の改善をおこない規則正しい排便習慣をつけることが大切。便秘薬は、どうしても便通のないときにワンポイントで使用したり、排便のリズムをとり戻すために一定期間だけ使用するのが原則です。
- 排便習慣..朝食後、便意がなくても必ずトイレへ。朝おきたときに、冷たい水や牛乳を飲んでおくとよい。
- 運動..とくに腹筋を使う運動、からだの反り・ねじりなど腹部の体操が効果的。
- 食物繊維と乳酸菌食品..野菜、果物、海藻、きのこ、豆、ヨーグルト、乳酸菌飲料などを積極的にとる。
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効能 |
便秘症 |
用法 |
通常1〜2個を出来るだけ肛門内深く挿入する。重症の場合には1日2〜3個を数日間続けて挿入する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
使用後、一時的に腹痛を起こすことがあります。安易に常用していると、体が下剤に頼りがちになり自然な排便が困難になってしまいます。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- ショック..気持ち悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、耳鳴り、息苦しい、胸苦しさ、めまい、脈が速い・弱い、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
 【その他】
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