概説 |
胆石を溶かすお薬です。 |
作用 | 胆汁中のコレステロールを低下させ、胆石を溶かしやすくします。小さめのコレステロール系胆石を溶かすのに適します。大きい胆石や石灰化した胆石には向きません。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病のある人、また妊娠中の人は医師に伝えてください。
- 服用中の薬を医師に教えてください。

- 【注意する人】

- 胆道が完全に詰まっている場合には用いません。肝臓病や膵臓病のある人も病状によっては使用できません。
- 適さないケース..完全胆道閉塞、重い肝臓病、重い胆道や膵臓の病気、妊娠中の人。
- 注意が必要なケース..消化性潰瘍、肝臓病、胆管に胆石のある場合など。

- 【飲み合わせ・食べ合わせ】

- 糖尿病の薬の作用を増強するおそれがあります。また、コレステロール低下薬のコレスチラミン(クエストラン)や、胃薬の制酸剤と同時に飲むと、この薬の作用が弱まる可能性があります(2〜3時間開ければ大丈夫)。
- 飲み合わせに注意..血糖降下薬(SU剤)、コレスチラミン(クエストラン)、制酸剤、クロフィブラート系脂質低下薬など。
 【使用にあたり】
- 決められた飲み方を守ってください。症状によって飲む量が違います。ふつう、1日3回食後に飲みます。
- 胆石は、胆汁が濃くなる夜間に大きくなるといわれます。そのため、寝る前に飲むように指示されることがあります。
- 指示された期間、きちんと続けてください。比較的小さい胆石でも、溶けるまでに半年〜1年くらいかかります。

- 【検査】

- 定期的に肝機能の検査を受けるようにしましょう。
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効能 |
外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解。 |
用法 |
通常成人、3〜4カプセルを1日2〜3回に分割経口服用する。なお、年齢・症状により適宜増減するが1日最高服用量は6カプセルとする。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
わりと多いのは下痢です。軟便くらいでしたら心配ないですが、ひどいときは早めに受診してください。そのほか、肝機能値の異常にも注意が必要です。
- 軟便、下痢、吐き気、食欲不振、胸やけ
- 発疹、かゆみ
- 肝機能値の異常
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