おくすり110番
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成分(一般名) ドンペリドン
製品例 ナウゼリン坐剤10~30~60 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の消化器官用薬/その他/消化管運動改善剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 胃腸の働きをよくするお薬です。吐き気や嘔吐、食欲不振などに用います。
作用

【働き】

弱った胃腸の運動を活発にして、食べ物を胃から腸へ送り出すのを助けます。そうすることで、吐き気や嘔吐、食欲不振や膨満感、胸やけなどの症状を改善します。

【薬理】

胃や十二指腸に存在するドパミン(D2)受容体を遮断することで、胃腸の運動を活発にします。脳の嘔吐中枢を選択的におさえる作用もあります。
特徴
  • 吐き気止めの坐薬です。薬効分類的には「胃腸機能調整薬」とか「上部消化管運動賦活薬」といいます。薬理学的には「抗ドパミン薬」の部類です。
  • 旧来の同類薬に比べ、手のふるえ、生理不順、乳汁分泌など副作用が少ないです。
  • 坐薬は、飲み薬が飲めないときや吐いてしまうときに使います。子供向けの低用量の坐薬もあります。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 妊娠中もしくはその可能性のある人は、医師に伝えてください。妊娠中は使用できません。
  • 別に薬を飲んでいる場合は、医師に報告しておきましょう。

【注意する人】

胃腸に出血や閉塞のある人や、プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍のある人は使用できません。妊娠している女性も禁止されています。子供や高齢の人、また肝臓や腎臓の悪い人は、使用量、使用間隔、使用期間などに注意が必要です。

  • 適さないケース..腸に出血や閉塞のある人、プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍、妊娠中。
  • 注意が必要なケース..子供、高齢の人、肝臓病、腎臓病、心臓病のある人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • ある種の安定剤や抗うつ薬といっしょに使用すると、ホルモンまたは錐体外路系の副作用が強まるおそれがあります。たとえば、フェノチアジン系のクロルプロマジン(コントミン)、ブチロフェノン系のハロペリドール(セレネース)、ベンザミド系のスルピリド(ドグマチール)などと併用する場合です。
  • 飲み合わせによっては、この薬の血中濃度が上昇します。注意する薬剤として、マクロライド系抗生物質のクラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)やエリスロマイシン(エリスロシン)、アゾール系抗真菌薬のイトラコナゾール(イトリゾール)、抗エイズウイルス薬のプロテアーゼ阻害薬(ノービア、カレトラ、レイアタッツ、プリジスタ、レクシヴァ、スタリビルド)などが考えられます。
  • 胃腸の痛み止めの抗コリン薬といっしょに飲むと、お互いの作用が減弱する可能性があります。
  • この薬の制吐作用により、ジギタリス系強心薬の中毒症状のサインである吐き気や嘔吐を見逃すおそれがあります。

【使用にあたり】
  • 肛門から挿入する坐薬です(ドンペネマは注腸軟膏)。決められた使用量、使用間隔を守ってください。
  • できるだけ排便後に使用するとよいでしょう。
  • 入れにくいときは、坐薬の先端に少量の水をつけると滑りがよくなります。

【妊娠・授乳】

妊娠中は控えでください。動物実験で悪い影響が報告されています(人ではよく分かっていません)。

【食生活】

眠気やめまいを起こすことがあります。車の運転、危険な仕事、高所での作業には十分注意してください。
効能

【60mg】

成人:下記疾患および薬剤投与時の消化器症状(悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、上腹部不快感、胸やけ)

  • 胃・十二指腸手術後
  • 抗悪性腫瘍剤投与時

【10mg・30mg】

小児:下記疾患および薬剤投与時の消化器症状(悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、腹痛)

  • 周期性嘔吐症、乳幼児下痢症、上気道感染症
  • 抗悪性腫瘍剤投与時
用法

【60mg】

成人:通常、ドンペリドンとして1回60mgを1日2回直腸内に投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

【10mg・30mg】

小児:3才未満の場合、通常ドンペリドンとして1回10mgを1日2〜3回直腸内に投与する。3才以上の場合、通常ドンペリドンとして1回30mgを1日2〜3回直腸内に投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 副作用は少ないほうです。人によっては、腹痛や下痢、めまい感や眠気があらわれます。まれにホルモンの乱れによる生理不順や乳汁分泌もみられます。それほど心配ないのですが、早めに受診し医師と相談してください。

特異な副作用として錐体外路症状(ふるえ、こわばり、つっぱり)があります。子供や高齢の人、肝臓や腎臓の悪い人、また長期大量使用時に注意が必要です。

そのほか重い副作用として、ショックやアナフィラキシー様症状、意識障害やけいれんの報告があります。これらはきわめてまれな副作用ですが、以下のような症状に念のため注意してください。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • ショック、アナフィラキシー..気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
  • 錐体外路症状..指や手足のふるえ、体のこわばり・つっぱり、ひきつけ、動作がにぶい、無表情、よだれが多い、目の異常運動(正面を向かない、上転)、舌のもつれ、じっとできない、そわそわ感、うまく歩けない。
  • 意識障害、けいれん..意識の乱れ、筋肉のぴくつき、筋肉の硬直、手足けいれん、全身けいれん。
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。

【その他】
  • 腹痛、下痢、便意、肛門不快感
  • 眠気、めまい感
  • 生理不順、乳汁が出る、男性の乳房がふくらむ
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye