概説 |
口内の炎症をしずめるお薬です。口内炎や舌炎に用います。 |
作用 | 数種類の有効成分を含む塗り薬です。炎症をおさえるステロイド薬の“ヒドロコルチゾン”、抗ヒスタミン薬の“ジフェンヒドラミン”、殺菌消毒薬の“クロルヘキシジン”と、“ベンザルコニウム液”などを含みます。これらがいっしょに作用することで、効果が高まります。 |
注意 |

- 【診察で】

- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
 【注意する人】
- 口内に細菌、ウイルスや真菌(カビ)による感染症のある場合は原則禁止です。感染症を悪化させるおそれがあるためです。とくに必要な場合は、病状の悪化に注意するなど慎重に用います。
- アレルギー体質の人は、過敏症の発現に念のため注意してください。
 【使用にあたり】
- 決められたとおりに正しく使用してください。説明書もよく読んでおきましょう。
- 患部が水分や唾液でぬれている場合は、あらかじめガーゼなどで軽く拭きとってから塗布するとよいでしょう。
- 使用後はしばらく飲食を避けてください。
- 優れた効果がありますが、安易に長期に大量を用いた場合、いろいろな副作用がでやすくなります。医師から指示された患部に限定し、健全な部位に塗り広げないようにしましょう。入れ歯の接着など治療以外の目的で使用してはいけません。一般的には、症状の緩解とともに減量中止するようにします(医師の指示どおりに)。
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効能 |
アフタ性口内炎、孤立性アフタ、褥瘡性潰瘍、辺縁性歯周炎。 |
用法 |
本剤の適量を1日3〜4回炎症部位に塗布する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
数日使う程度でしたら、副作用の心配はまずありません。けれど、長く続けていると、新たな感染による口内炎を生じたりします。もしも、口の中に白いものができたら、いったん中止し医師に伝えてください。安易な長期使用は好ましくありません。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- ショック、アナフィラキシー..気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
 【その他】
- 口内の感染症..口の中に白いコケのような斑点ができる
- 舌のしびれ感、味覚の異常
- 発疹、発赤
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