概説 |
男性ホルモンを補うお薬です。男子性腺機能不全の治療に用います。 |
作用 | このお薬は、男性ホルモンとして作用します。したがって、その不足による男性としての心身の異常(男子性腺機能不全)に用いられます。そのほか、造精機能障害による男子不妊症や男子更年期症などにも応用されるかもしれません。 |
特徴 | 男性ホルモンとして作用する代表的な男性ホルモン薬(アンドロゲン)です。ただし、男性ホルモン薬の飲み薬はあまり処方されません。一般的には、持続性の注射薬を用います。 |
注意 |
【診察で】
- 持病のある人は医師に伝えておきましょう。
- 服用中の薬を医師に教えてください。
- 副作用や注意点についてよく説明を受けておきましょう。
- 【注意する人】
- 前立腺がんのある人は使用できません。肝臓の悪い人も控えます。そのほか、前立腺肥大、腎臓病、心臓病、糖尿病などのある人は慎重に用います。
- 【飲み合わせ・食べ合わせ】
- 抗凝血薬のワルファリンの作用を増強することがあります。
- 【使用にあたり】
- 指示どおりに正しくお飲みください。
- 【検査】
- 定期的に決められた検査を受け、効果や副作用をチェックするようにしましょう。血液や尿検査のほか、前立腺の検査も必要です。
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効能 |
男子性腺機能不全(類宦官症)。 |
用法 |
フルオキシメステロンとして通常成人1日2〜5mgを1〜2回に分割経口服用する。なお、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
ときに、持続性勃起や陰茎肥大がみられます。逆に、長期大量使用では、かえって睾丸が萎縮し、精液や精子が減少してしまうおそれがあります。
そのほか、検査で多くみられるのは、肝機能値の異常です。また、もともと心臓や腎臓の悪い人は、むくみや体重増加とともに、その病状を悪化させるおそれがあります。息切れや動悸など、いつもと違う体の異常に気づいたら、早めに受診してください。
- 持続性勃起、陰茎肥大、睾丸萎縮、精液・精子減少
- 吐き気、吐く、食欲不振
- 肝機能値の異常、黄疸
- 発疹、むくみ、体重増加、脱毛、多幸症状
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