概説 |
子宮を収縮させるお薬です。治療的流産のために用います。 |
作用 | 子宮の筋肉を収縮させる強い作用があります。治療上の理由で中絶しなければならないときに用います。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 注意事項や副作用について説明を受けてください。薬の性質をよく理解し、納得のうえで治療にあたりましょう。

- 【注意する人】

- 子宮外妊娠などで大量出血のおそれがある場合は使用できません。
 【使用にあたり】
- 専門医の厳重な監視下で使用します。
- 陣痛があらわれたとき、あるいは動悸や息苦しさなど体に異常を感じたら、そのことを医師に伝えてください。
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効能 |
妊娠中期における治療的流産。 |
用法 |
- 通常1回ゲメプロストとして1mg(1個)を3時間毎に後腟円蓋部へ挿入する。なお、1日最大投与量は5mg(5個)までとする。
- 1日総量ゲメプロストとして5mg(5個)を投与し、効果の認められない場合は本剤の投与を中止し、翌日あるいは以降に投与を再開するか、あるいは他の方法に切り替える。
- 本剤の投与開始後、有効陣痛が発来し、子宮内容物の排出が認められたとき、本剤の投与を中止する。
- 症状及び経過に応じて適宜増減。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
わりと多いのは、吐き気や嘔吐、下痢や発熱などです。また、薬が効きすぎると、強い陣痛症状を起こすおそれがあります。きわめてまれですが、激しい収縮運動により子宮が損傷する例があります。

- 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください

- 頸管裂傷、子宮破裂、大量出血、ショック
 【その他】
- 吐き気、吐く、下痢
- 発熱、頭痛、下腹部痛、腰痛、めまい、顔の潮紅
- 動悸、血圧の変動
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