|  概説 | カンジダという真菌を殺菌するお薬です。カンジダによる腟炎に用います。 | 
|  作用 | カンジダ菌は皮膚や粘膜につく真菌(カビ)の仲間です。もともと少しは腟にいますが、生理の前後や体の抵抗力が落ちたときに、増殖してくることがあります。そして、外陰部のかゆみや、おりものの増加など不快な症状をもたらします。妊娠中にもよくみられ、おなかの赤ちゃんにうつることもあります。 
 このお薬は、カンジダ菌などに効く抗真菌薬です。カンジダ菌の細胞膜をこわすことで殺菌的に作用します。カンジダ菌がおさえられると、それによる不快な症状もなくなります。
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|  特徴 | イミダゾール系の抗真菌薬です。この系統は効き目がよく、刺激などの副作用も少ないほうです。 | 
  
    |  注意 |  
 【診察で】
  
アレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  【使用にあたり】
 腟内に用いる腟錠です。説明書をよく読み、正しく使用してください。ふつう、1日1回寝る前に使用します。治療期間は1〜2週間です。一般的な挿入方法は、まず両足を広げてしゃがみ、人さし指か中指を使って腟内のできるだけ深いところに押し込みます。治療が終わったら、もう一度検査をしてカンジダ菌がいないことを確かめます。
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    |  効能 | カンジダに起因する腟炎および外陰腟炎。 | 
  
    |  用法 | 1日1回1錠をなるべく就寝前に腟深部に挿入する。一般に6日間継続使用するが必要に応じ使用期間を延長する。 
    
      
        | ※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
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    |  副作用 | 副作用はまずありません。もしも、かえって痛みやかゆみが強くなるようでしたら受診してください。 
 
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