|  概説 | 前立腺肥大の症状をやわらげるお薬です。 | 
|  作用 | 前立腺は膀胱のすぐ下にある臓器です。前立腺が大きくなると尿道を圧迫し、尿の勢いが悪くなります。そのため、排尿に時間がかかり、残尿感や頻尿といった症状がでてきます。このような状態が「前立腺肥大症」です。 
 このお薬は、いろいろな植物の花粉からできています。前立腺のむくみや炎症をとり、不快な症状をやわらげます。強い作用はないものの、副作用が少ないので長期服用も安心です。初期段階の軽い症状に向きます。
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|  特徴 | 植物エキス製剤です。植物の花粉に由来するエキス成分が含まれています。古くから前立腺肥大症の治療に使用されてきました。 | 
  
    |  注意 |  【診察で】
 アレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。市販薬を含め服用中の薬を医師に教えてください。薬のなかには、病状を悪化させるものがあります(備考参照)。
  【使用にあたり】
 指示どおりに正しくお飲みください。しばらく続けても、よくならないときは医師とよく相談してください。
  【備考】
 前立腺の大きさや症状によって治療方法が違います。初めのうちは薬で症状をおさえることができます。けれど、薬で前立腺肥大そのものを治すことはできません。病状がすすんでいる場合は、根治的な手術が必要です。最近では、温熱療法もおこなわています。医師とよく相談のうえで、治療方針を決めましょう。ある種の薬の影響で、症状が悪化することがあります。カゼ薬をはじめ、アレルギーの薬、胃腸薬、安定剤、抗うつ薬、パーキンソン病の薬、不整脈の薬などに注意が必要です。他の病気で診察を受けるときは、前立腺肥大症があることを必ず伝えておきましょう。
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    |  効能 | 慢性前立腺炎。初期前立腺肥大症による次の諸症状//排尿困難、頻尿、残尿及び残尿感、排尿痛、尿線細小、会陰部不快感。
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    |  用法 | 1回2錠(カプセル)、1日2〜3回経口服用する。症状に応じて適宜増減する。 
    
      
        | ※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
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    |  副作用 | 副作用はほとんどありません。まれに、吐き気や食欲不振などがみられます。 
 
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