概説 |
かゆみを止める塗り薬です。疥癬の治療にも応用されます。 |
作用 | 
- 【作用-1】

- 皮膚に軽いしゃく熱感を生じさせ、その刺激により“かゆみ”が打ち消されると考えられています。作用はおだやかで、副作用も少ないです。かゆみをともなう軽い湿疹や、虫さされに適します。

- 【作用-2】

- 疥癬(かいせん)は、疥癬虫、別名ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して起こる皮膚感染症です。小さな赤いボツボツができ、とくに夜間に強いかゆみを生じるのが特徴的です。このお薬は疥癬虫に対して駆虫作用を示すことから、疥癬の治療にも広く使われています。
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特徴 | 正式な適応症ではありませんが、病院では疥癬(かいせん)の治療に用いることが多いです。炎症やかゆみを抑える作用は弱いです。 |
注意 |

- 【診察で】

- アレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
 【使用にあたり】
- 指示どおりに使用してください。
- 疥癬の使用例としては、7日間毎日、頚から下の全身に塗るなどします。
- 目やその周囲、口内、また粘膜には使用しないでください。
- 口の周りに塗る場合など、舐めたり、誤飲しないようにしてください。とくに、小さい子供、あるいは判断力の弱っている高齢の人に用いる場合、ご家族など付き添いの方も注意しましょう。
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効能 |

- 【適用】

- 湿疹、じん麻疹、神経皮膚炎、皮膚そう痒症、小児ストロフルス

- 【応用】

- 医師の判断で、別の病気に応用されるかもしれません(疥癬など)
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用法 |
通常、症状により適量を1日数回患部に塗布又は塗擦する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
外用薬ですので、副作用はまずありません。塗布直後の一過性の軽い熱感は心配いりません。もしも、かえって赤みやカユミがひどくなるようでしたら、早めに受診してください。
- 一過性の刺激感、熱感、ひりひり感
- 過敏症(発疹、発赤、かゆみ)
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