概説 |
痛みや腫れをやわらげる噴霧薬です。打ち身や捻挫、筋肉痛などに用います。 |
作用 | 古くからある冷感タイプの噴霧薬です。消炎・鎮痛作用のあるサリチル酸メチルやサリチル酸グリコールのほか、カンフルやメントールが含まれます。メントールは、スーッとする冷刺激により痛みを打ち消す役目をします。これらが、いっしょに作用することで、患部の痛みや腫れがやわらぎます。
冷感タイプなので、どちらかというと急性期で熱をもっている痛みに向きます。いつまでも治りの悪いときや、冷えて痛むときは、別の温感タイプの湿布薬のほうがよいかもしれません。 |
注意 |

- 【診察で】

- 皮膚の弱い人や、湿布薬でカブレを起こしたことのある人は、医師に報告しておきましょう。

- 【注意する人】

- 小さい子供では刺激感が強すぎるかもしれません。その点を考慮し、慎重に用いる必要があります。
 【使用にあたり】
- 指示どおりに使用してください。
- 使用前に容器をよく振ってください。
- 患部まで約10cmの距離をたもって噴射します。また、同じ箇所に3秒以上連続して噴射してはいけません。近距離で噴射を続けると、凍傷を起こす危険性があります。
- 傷や湿疹がある部位、また、粘膜や目の周囲は避けてください。
- 吸入しないように注意しましょう。
- 大量・広範囲の使用は控えましょう。
- 炎や火気の近く、火花がでるところでは使用しないでください。
- 高温を避け、涼しい所に保管してください。捨てるときは、火気のない屋外で噴射音が消えるまでガスを抜いてから捨てましょう。

- 【妊娠・授乳】

- 治療上の有益性が危険性を上回ると判断されれば、妊娠中でも使用可能です。通常量でしたらまず問題ありませんが、広範囲にわたる大量使用は控えたほうがよいかもしれません。
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効能 |
下記における鎮痛・消炎。
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用法 |
通常、1日1〜数回、適量を患部に噴霧する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
外用薬ですので、副作用は少ないです。一過性の刺激感や軽い発赤は心配いりません。ただ、長く同じ所に使っていると、皮膚が弱って敏感になることがあります。もしも、皮膚に発疹や発赤を生じたり、かゆくなることがあれば、医師に相談してください。
- 過敏症(かぶれ、発疹、発赤、かゆみ、腫れ、水ぶくれ)
- 吸入により、めまい、吐き気
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