おくすり110番
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成分(一般名) カルシポトリオール
製品例 ドボネックス軟膏50μg/g ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の外皮用剤/ビタミン剤/尋常性乾癬治療剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 皮膚の角化をおさえる塗り薬です。乾癬(かんせん)の治療に用います。
作用

【働き】

尋常性乾癬(一般的な乾癬)は比較的よくみられる皮膚病です。皮膚が作られるのが速くなり、角質が増え炎症をともないます。見た目が悪く、皮膚にわずかに盛り上がった赤い斑ができ、そこにフケのような垢や銀白色のカサブタ‘鱗屑(りんせつ)’ができてきます。はっきりした原因は不明で、よくなったり悪くなったりを繰り返すことが多いです。

このお薬はそのような乾癬を治療する塗り薬です。有効成分は活性型ビタミンD3のカルシポトリオールです。活性型ビタミンD3には、皮膚が作られる周期を正常化し、角質が多くなるのをおさえる作用があります。これを塗布することにより、皮膚の新陳代謝が改善され、炎症や紅斑、鱗屑といった皮膚症状が改善されるのです。

【薬理】

表皮の角化細胞にあるビタミンD受容体と結合して、細胞増殖亢進、分化(角化)異常、皮膚免疫細胞の異常などを正常化します。
特徴
  • 乾癬の治療に汎用される活性型ビタミンD3外用剤です。他の類似薬に比べ、カルシウム代謝への影響が少ないともされますが、高カルシウム血症に注意が必要なことに変わりありません。
  • この薬の有効成分カルシポトリオールとステロイドとの配合外用剤が、ドボベット軟膏として別に販売されています。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 市販薬を含め使用中の薬を医師に教えてください。

【注意する人】

腎臓の働きが落ちている人や、高カルシウム血症のある人は、血清カルシウム値の上昇に注意するなど慎重に用いるようにします。病変が広範囲に及び塗布量が多めになる場合も高カルシウム血症の発現に注意が必要です。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

飲み合わせによっては、血清カルシウム値が上昇し高カルシウム血症があらわれやすくなります。たとえば、骨粗鬆症の治療に用いる飲み薬の活性型ビタミンD3製剤や免疫抑制薬のシクロスポリンなどです。

  • 飲み合わせに注意..アルファカルシドール(アルファロール、ワンアルファ)、カルシトリオール(ロカルトロール)、ファレカルシトリオール(ホーネル、フルスタン)、エルデカルシトール(エディロール)、シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)など。

【使用にあたり】
  • 通常、1日2回きれいな手で適量を患部に塗ります。ただし1週間に90gを超えてはいけません。30gチューブ3本、10gチューブで9本までです。医師から指示された範囲内で使用してください。
  • 決められた患部以外には塗らないでください。原則、顔面には用いません。粘膜や傷口は避けてください。
  • 薬に触れた手をよく洗い、軟膏が目や口、傷口などに付着しないようにしましょう。
  • 使用直後の入浴やシャワーは避けてください。
  • 誤用のないように、子供の手の届かないところで、高温・多湿を避けて保管してください。
  • 治療期間は医師が症状をみて決めます。安易に漫然と使用することなく、そのときどきの症状に応じたきめ細かな指導を受けるとよいでしょう。
  • 乾癬そのものは治せません。対症療法薬になりますので、症状を上手におさえながら、気長に根気よく治療を続ける必要があります。

【検査】

血清カルシウム値や腎機能の検査を定期的におこなう必要があります。とくに腎臓病のある人、広範囲に用いる場合は大事です。
効能 尋常性乾癬
用法 通常1日2回適量を患部に塗布する
  • 注意:1週間に90gを超える使用は行わないこと。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 塗り薬ですので、適量を用いるかぎり副作用の心配はそれほどありません。塗布時の軽い刺激感は心配ないと思います。もしも、赤みやカユミがひどくなるようでしたら早めに受診してください。

全身性の副作用で重要なのが高カルシウム血症です。とくに腎臓の悪い人や広範囲に大量を用いている場合など要注意です。定期的に検査をおこない、異常が認められた場合は一時中止するなど早期に対処することが大事です。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 高カルシウム血症..だるい、脱力感、食欲不振、吐き気、吐く、口の渇き、腹痛、頭痛、めまい、いらいら感、かゆみ、筋力低下、筋肉痛。
  • 急性腎不全..だるい、吐き気、むくみ、尿の濁り、血尿、尿が少ない・出ない。

【その他】
  • かゆみ、発赤、刺激感、ヒリヒリ感
  • 血清カルシウム上昇
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用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye