概説 |
皮膚の色素を増やすお薬です。尋常性白斑の治療に用います。 |
作用 | 皮膚の光線に対する感受性を高める作用があります。この薬を塗布後に日光浴や人工紫外線の照射を受けると、皮膚にメラニン色素ができます。尋常性白斑の治療で、皮膚に色素を作る目的で用います。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病のある人は医師に伝えておきましょう。
- 光線過敏症(日光皮膚炎)の経験のある人は、医師に伝えてください。
- 服用中の薬を医師に教えてください。
- 注意事項や副作用について十分説明を受けてください。薬の性質をよく理解し、納得のうえで治療にあたりましょう。
 【注意する人】
- 皮膚がんや、その既往歴のある人は使用できません。
- 光線過敏症をともなう病気のある人は使用できません。
 【飲み合わせ・食べ合わせ】
- 光線過敏症を起こすことがある薬、たとえば、キノロン系の抗菌薬、チアジド系降圧利尿薬、テトラサイクリン系抗生物質などとの併用に注意が必要です。この薬(メトキサレン)により光感受性が高まり、光線過敏症が発現するおそれがあります。
- フロクマリンという成分を含有する食物も光線感受性を強める可能性があります。セロリ、ライム、ニンジン、パセリ、イチジク、アメリカボウフウ、カラシなどは、あまり食べ過ぎないほうがよいかもしれません。
 【使用にあたり】
- 治療スケジュールにそって使用してください。
- 患部にだけ塗布するようにします。指先など患部以外に付着した場合は、エタノール綿または石ケンなどで洗い流してください。
- 紫外線照射後は、患部もエタノール綿または石ケンでよく洗い流すか、入浴して洗い流すようにします。
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効能 |
尋常性白斑。 |
用法 |
白斑部位にのみ適量を塗布し、1〜2時間後に日光浴あるいは人工紫外線の照射を行う。通常、同一白斑部位においては、週1〜3回程度の治療施行が望ましい。限局性の白斑には外用療法が望ましい。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
患部が潮紅することが多いです。軽くピンク色に発赤する程度は心配いりません。ひどく発赤したり、腫れや水ぶくれを生じる場合は、受診するようにしてください。
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