概説 |
血液中のコレステロールを減らすお薬です。そのほか、自律神経を整える作用もあります。 |
作用 | 
- 【作用-1】

- コレステロールの消化管からの吸収をおさえます。そうすることで、血液中の総コレステロール値を低下させます。 ただし、作用はおだやかで確実とはいえません。

- 【作用-2】

- 自律神経を安定させる作用があるといわれます。更年期障害などでみられる、いらいら感や不安感、めまいや頭痛などの改善効果が期待できます。
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特徴 | 有効成分は、お米に由来する成分です。はっきりした効果がよく分かっていないので、海外では使用されていません。日本でも昔ほど処方されなくなりました。 |
注意 |

- 【診察で】

- 持病のある人は医師に伝えておきましょう。

- 【注意する人】

- 肝臓の悪い人は、慎重に使用します。

- 【使用にあたり】

- 指示どおりにお飲みください。

- 【食生活】

- 高脂質血症の場合、食事療法や運動療法、適切な体重の維持、禁煙なども大切です。これらをきちんとおこなえば、薬を飲まなくて済むことが多いものです。薬を飲みはじめても、不摂生をしては意味がありません。
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効能 |
- 高脂質血症。
- 心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ。
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用法 |
- 高脂質血症にはガンマーオリザノールとして、通常成人1日300mgを3回に分けて食後に経口服用する。
- 心身症における身体症候並びに不安・緊張・抑うつにはガンマーオリザノールとして、通常成人1日10〜50mgを経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、過敏性腸症候群に用いる場合は、1日最高50mgまでとする。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
強い作用がないかわり、副作用はほとんどありません。人によっては、吐き気や眠気を催すことがあるかもしれません。
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