概説 |
湿疹や皮膚炎を治療するお薬です。 |
作用 | 主成分の抗ヒスタミン薬のほか、皮膚によい数種類のビタミン類が配合されています。抗ヒスタミン薬のクロルフェニラミンは、皮膚のアレルギー症状をおさえ、カユミを止めます。 |
注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。

- 【注意する人】

- 緑内障のある人や、前立腺肥大症などで尿の出の悪い人には用いません。症状が悪化するおそれがあるためです。そのほか、心臓病や高血圧症、甲状腺機能亢進症、腸に閉塞や通過障害のある人は慎重に用います。
- 適さないケース..緑内障、前立腺肥大症などで尿の出の悪い人、新生児。
- 注意が必要なケース..心臓病、高血圧症、眼圧亢進、甲状腺機能亢進症、腸に閉塞や通過障害のある人など。
 【飲み合わせ・食べ合わせ】
- 安定剤など脳の神経をしずめる薬と併用すると、眠気の副作用がでやすくなります。
- 一部の安定剤や抗うつ薬(三環系)、胃腸薬(鎮痙薬)との併用により、口の渇きや排尿困難、便秘などの副作用がでやすくなります。
- 起立性低血圧の薬のドロキシドパ(ドプス)の作用が強まり、血圧の異常上昇をもたらすおそれがあります。
- 飲酒は控えてください。めまいや眠気などの副作用がでやすくなります。

- 【使用にあたり】

- 症状により服用量が異なります。指示どおりに正しくお飲みください。

- 【食生活】

- 人によっては眠気を起こします。また眠くなくても集中力や注意力が低下することがあります。車の運転をふくめ危険をともなう機械の操作や作業は避けてください。
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効能 |
下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合。
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用法 |
通常、成人1日6錠を3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
わりと多いのは、眠気やけん怠感、口の渇きです。たいてい心配ないですが、ひどいようでしたら早めに医師に相談してください。
そのほか、頭重感、目のかすみ、排尿困難などもみられます。もともと前立腺肥大症のある人や、高齢の男性では、排尿の具合に注意してください。重い副作用はまずありません。
 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。
 【その他】
- 眠気、だるい、めまい、頭痛、頭重感
- 口の渇き、吐き気、食欲不振、便秘
- 動悸(ドキドキ感)
- 排尿困難(尿が出にくい)、目のかすみ
- 発疹
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