概説 |
肝臓の働きをよくするお薬です。 |
作用 | 
- 【働き】

- 肝臓を守り、その機能を高める効果が期待できます。強い作用があるとはいえませんが、副作用は少ないです。肝臓病の治療に用います。

- 【薬理】

- 肝臓の細胞の呼吸を促進し、血流を改善する作用があります。また、たん白質の合成を高めて、肝臓の再生を助けます。
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注意 |
 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
- 服用中の薬を医師に教えてください。

- 【注意する人】

- 白斑治療薬を使った紫外線療法をおこなっている人に用いると、強い発赤や水ぶくれができやすくなります。
 【使用にあたり】
- 指示どおりに正しくお飲みください。ふつう、1日3回毎食後に飲みます。
- 薬の影響で、便が黒っぽくなるかもしれません。
 【食生活】
- 皮膚の弱い人は、できるだけ直射日光を避けたほうがよいでしょう。この薬の影響で、皮膚が日光に敏感になるためです。
- 肝臓の悪い人は、食生活をみなおすことも重要。過労を避け、決められた食事療法を守りましょう。アルコール性肝障害の場合、やはり禁酒が必須です。

- 【備考】

- 肝臓病の多くはウイルス性ですが、そのほかにもあります。脂肪肝、自己免疫性肝炎、アルコール性肝障害、あるいは、薬の副作用による薬物性肝障害などです。治療法はそれぞれで異なります。ウイルス性肝炎では、インターフェロン療法が試みられています。
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効能 |
慢性肝疾患における肝機能の改善。 |
用法 |
プロトポルフィリン二ナトリウムとして、通常成人1回20〜40mg(本剤1〜2錠)を1日3回経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
皮膚が日光に敏感になることがあります。日光に当たった皮膚が発赤したり、ひどいときは水ぶくれができたりします。もし、そのようなことがあれば、すぐに受診し医師と相談してください。
- 日光皮膚炎..日光に当たった皮膚が発赤、水ぶくれ、黒ずむ
- 色素沈着..皮膚が黒ずむ、しみ
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