概説 |
免疫力を高めるお薬です。B型慢性肝炎の治療に用います。 |
作用 | 体の免疫機能を活性化させます。そして、強くなった免疫力により、B型肝炎ウイルス(HBV)を撃退します。このとき一時的に、肝機能が悪化しますが、炎症が鎮まるとともによくなります。B型慢性肝炎の治療に試みられます。 |
注意 |
- 【診察で】
- 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
【注意する人】
- 肝臓に余力のない人には用いません。肝硬変にいたっている場合や、黄疸のみられる人は禁止です。
- 腎臓の悪い人や高齢の人は、薬の排泄が遅れがちです。少量より開始するなど、慎重に用いるようにします。
- 【使用にあたり】
- 指示どおりに正しくお飲みください。ふつう、1日3回毎食後に飲みます。
- 【検査】
- 定期的に肝機能検査を受ける必要があります。とくに飲み始めの2カ月間は、2週間ごとにおこなうようにします。重い副作用が起きるとしたら、たいてい飲み始めだからです。
- 【食生活】
- 肝臓の悪い人は、食生活をみなおすことも重要。過労を避け、決められた食事療法を守りましょう。
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効能 |
HBe抗原陽性B型慢性肝炎におけるウイルスマーカーの改善。 |
用法 |
通常成人は、プロパゲルマニウムとして、1日30mgを3回に分けて、毎食後に経口服用する。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 |
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副作用 |
治療開始後、かえって症状が悪化することがあります。治療上ある程度やむおえないのですが、万一、黄疸の症状(白目や皮膚が黄色・褐色尿)があらわれたら、直ちに医師に連絡してください。
【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
- 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
【その他】
- 食欲不振、吐き気、吐く、腹痛
- 発疹、かゆみ
- 一時的な肝機能の悪化
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