おくすり110番
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成分(一般名) ピルフェニドン
製品例 ピレスパ錠200mg ・・その他(ジェネリック) & 薬価
区分 他の代謝性医薬/その他/抗線維化剤

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   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
概説 肺の線維化をおさえるお薬です。特発性肺線維症の治療に用います。
作用特発性肺線維症は、肺が線維化し 肺の機能が失われていく原因不明の病気です。進行すると、激しい呼吸困難を起こし、酸素吸入療法が必要となってきます。

このお薬は、そのような特発性肺線維症の治療に用います。病気そのものは治せませんが、肺の線維化を抑制し 肺機能の悪化を遅らせることができます。
特徴
  • 特発性肺線維症を適応症とする世界初の抗線維化薬です。国内の臨床試験で、プラセボ(にせ薬)に比べ肺活量の低下を抑制することが示されています。病状の進行をおさえ、予後を改善する効果も期待できます。
  • 副作用として、光線過敏症や胃腸障害を起こしやすいのが難点です。光毒性による光線過敏症に対しては、十分な予防策を講じる必要があります。
注意
【診察で】
  • 持病やアレルギーのある人は医師に伝えてください。
  • 注意事項や副作用について十分説明を受けてください。とくに重要なのが光線過敏症についてです。薬の性質をよく理解し、納得のうえで治療にあたりましょう。

【注意する人】

肝臓や腎臓の悪い人は慎重に用いる必要があります。

  • 注意が必要なケース..肝臓病、腎臓病、高齢の人など。

【飲み合わせ・食べ合わせ】
  • 抗うつ薬のフルボキサミン(ルボックス、デプロメール)や抗菌薬のシプロフロキサシン(シプロキサン)は、この薬の作用ないし副作用を増強するおそれがあります。
  • 喫煙または禁煙は、この薬の作用に影響する可能性があります。

【使用にあたり】
  • 医師から指示された用法・用量を守ってください。通常、1日3回1回1錠で開始し、胃腸障害などの副作用がなければ、2週間後に増量します。
  • 食後にコップ1杯ほどの水で飲んでください。食間など空腹時ですと、副作用が強まるおそれがあります。
  • 飲み忘れた場合は、気付いたときに服用してください。空腹なら、軽食をとった後に飲むとよいでしょう。ただし、次に飲む時間が近い場合は、1回分は抜かし次の通常の時間に1回分を服用してください。2回分を一度に飲んではいけません。

【検査】

副作用をチェックするため、定期的に各種の検査を受けなければなりません。とくに、肝機能値の変動に注意が必要です。

【食生活】
  • できるだけ、皮膚を日光にあてないでください。薬の影響で、皮膚が紫外線に弱くなり、皮膚障害を起こしやすくなるからです。外出時は日傘や帽子、長袖の衣服などでしっかりガードし、肌の露出をできるだけ避けましょう。日焼け止め効果の高いサンスクリーン(SPF50+、PA+++)を使用するのもよいでしょう。
  • 紫外線ランプ(日焼けランプ)の利用は絶対にやめてください。
  • 眠気やめまいを起こすことがあります。車の運転、危険な仕事、高所での作業は避けてください。
  • タバコは控えてください。喫煙は病状を悪化させたり、この薬の効き目に影響します。
効能 特発性肺線維症
用法 通常、成人はピルフェニドンとして初期用量1回200mgを1日3回(1日600mg)食後に経口服用し、患者の状態を観察しながら1回量を200mgずつ漸増し、1回600mg(1日1800mg)まで増量する。なお、症状により適宜増減する。

※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。
副作用 光線過敏症が2人に1人の割合で出現します。日光に当たった皮膚が、発赤してヒリヒリ痛んだり、ひどいと水ぶくれができたりします。皮膚に何か異常があらわれたら、すぐ医師に連絡してください。

次に多いのが、胃腸症状です。食欲不振や胃の不快感、吐き気や嘔吐、下痢などがみられます。つらいときは、早めに受診し 医師とよく相談してみましょう。症状によっては、服用量を減らしたり、一時的に休薬することもあります。

そのほか、重い副作用として肝機能障害と黄疸が報告されています。異常なだるさ、発熱、吐き気、皮膚や白目が黄色くなるといった症状に注意しましょう。予防のために、定期的な肝機能検査が欠かせません。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
  • 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。
  • 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。

【その他】
  • 光線過敏症(異常な日焼け、皮膚発赤、発疹、かゆみ、ヒリヒリ痛む、水ぶくれ)
  • 発疹、発赤、かゆみ
  • 食欲不振、胃の不快感、吐き気、嘔吐、下痢、胸やけ
  • 眠気、めまい、ふらつき、けん怠感
  • 肝機能値の悪化
   概説    作用    特徴    注意    効能    用法    副作用
  









用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。
すべての副作用を掲載しているわけではありません。いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。
症状に合った薬が適正に処方され、また正しく使用するかぎり、重い副作用はめったに起こりません。まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
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Good luck & Good bye